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中国 言論 "民間航空機 撃墜されていたら第2の天安艦事件"

原文入力:2011/06/20 15:50(1178字)

‘鳳凰網’"韓国軍 水準低く指揮系統も紛らわしい"
BBC CNN 時事通信など 世界言論も大きく処理

←海兵隊員ら. ニューシス

民航機に対する軍の警告射撃を巡り中国言論が "墜落していたら第2の天安艦事件" とし詰問に乗り出した。
 香港<鳳凰網>は20日、韓国海兵隊哨兵らによる民航機誤認射撃に対し「もし航空機が銃に撃たれ撃墜されていたとすれば‘第2の天安艦事態’が勃発しただろう」と皮肉った。このインターネット新聞は続けて「誰が墜落させたかを巡り南北関係が緊迫すれば米国にアジア回帰の口実を与え中国にも影響を及ぼしただろう」とし中国に対する影響も警戒した。

 この新聞は「韓国軍兵士の水準が低く軍の指揮系統が紛らわしいという点も明らかになった」と非難した。また、「射撃事件が発生した近隣の仁川空港は韓国の関門であり、毎日数多くの民間航空機が離・着陸するにも関わらず、兵士が本当に誤認射撃をしたのか」について疑問を提起した。

 中国日刊紙<新京報>もこの日「この事件は周辺航路を通過する航空会社に飛行時の安全と協力により一層留意するようにさせた」とし「また、韓国前方部隊の戦闘力と反応能力、報告体系に厳重な覚醒を与えた」とチャンブォ中国軍事科学院研究員の話を引用し報道した。チャン研究員は「K-2小銃は韓国軍が開発した優秀な性能の攻撃用小銃であり銃弾が命中しなかったことは確かに幸運」と婉曲に批判した。

 中国共産党機関紙<人民日報>姉妹紙の<環球時報>も‘旅客機銃撃事件が韓国の体面を失墜させた’という題名の記事で「韓国の防空水準が疑問視されている」として「南北対峙が草木さえも全て敵の軍隊に見えるようにした」と指摘した。天安艦、延坪島により上り詰めた西海の緊張状況を巡り批判したわけだ。

 一方、<BBC>、<CNN>、日本<時事通信>等、世界の言論も今回の事件が西海5島で南北関係の高まった緊張状態を反映するものと見て大きく伝えた。

 去る17日明け方4時頃、乗客119人を乗せ中国、成都を出発したアシアナ航空の民間航空機に向けて西海、喬桐島南側で歩哨に立っていた海兵隊哨兵2人が北韓航空機と誤認し警戒射撃を行うという事件が起きた。国防部はこの日ブリーフィングを通じて「正常航路を運行中だった民航機を哨兵の誤認により警告射撃をした」として 「今回の事件を契機に航空機識別と対応手続きに対する教育を持続的に実施するなど再発防止対策を講じる」と明らかにした。

デジタルニュースチーム

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/483592.html 訳J.S