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ストライキ労組の業務復帰には "真正性 疑わしい" 拒否すると言いながら…

原文入力:2011/06/20 08:21(1234字)
柳成企業、退勤もできずに‘操業 強行軍’
キム・ソヨン記者

延長勤労超過 是正指示に応ぜず…雇用部、司法処理 推進
一部労働者 脱水症状… "時間を引き延ばし労組の瓦解を狙う"

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‘夜昼体面交代勤務制’の廃止を掲げ始まった柳成企業労組のストライキが19日で33日目を迎える中で、この会社の管理者と個別的に業務に復帰した労働者が退勤もできないまま会社で宿泊しながら長時間労働に苦しめられていることが明らかになった。労組が去る14日に業務復帰を宣言したにもかかわらず、会社が「真正性が疑わしく受け入れられない」として拒否したために、工場にいる少数の労働者が元請け納品日程を合わせるため強行軍をしているということだ。

雇用労働部が国会環境労働委員会所属イ・ミギョン民主党議員に出した資料を見れば、雇用部天安支庁が去る7日、代替労働の可否に対し現場点検をする過程で 工場にいる労働者たちの労働時間を確かめた結果、朝8時30分から夜10時まで休憩時間もまともに守られないまま仕事をしていることが調査された。雇用部は「延長勤労時間限度(1週12時間)を越え、休憩時間が不明だと確認され是正指示を与えた」として「会社から是正が難しいという返事がきて司法処理手続きを進行している」と明らかにした。労働時間に違反すれば2年以下の懲役または、1千万ウォン以下の罰金が下される。

だが、工場内の状況は雇用部の調査よりはるかに深刻であることが知らされた。柳成企業労使の話を総合すれば、用役警備と労組が対立している牙山工場の場合、先月24日に警察力が投入された後から管理者と業務に復帰した一部組合員が家にも帰れず会社の更衣室で宿泊している状態だ。労組関係者は「業務に復帰した組合員と連絡がついたが‘昼間勤務だけでなく夜10時以後、夜間労働に休日勤務など労働強度がひどすぎ持ちこたえ難い’と訴えた」と伝えた。一部労働者は脱水と風邪の症状で病院で治療を受けもした。牙山工場では通常350人の生産職労働者が働いていたが、現在は復帰した生産職労働者75人(21%)と管理職120人が仕事をしている。

労組関係者は「公式的な記者会見を通じて業務復帰を宣言し、勤労希望書も書いたのに、いったいどのように これ以上の真正性を見せろということなのか理解できない」として「ストライキと職場閉鎖に続く 業務復帰過程で使用側によって労組が無力化されたKECとバレオ電装のように、長い時間がかかりながら生計問題で復帰する組合員数を増やし労組の力を骨抜きにしようという意図」と主張した。 キム・ソヨン記者 dandy@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/labor/483542.html 訳J.S