原文入力:2011/06/06 22:27(1555字)
イ・チュンシン記者
大学本部-総学生会 初の公式討論で立場の差 再確認
学生たち "法人化法廃棄を"…学校 "不適切な要求"
←学校法人化に反対するソウル大学生たちの本館占拠籠城が8日目を迎え、この学校のオ・ヨンチョン総長(一番前の書類を持った人)が6日午後、学生たちとの討論会に参加するため職務教授らと共に本館会議場へ向かっている。籠城中の学生たちはオ総長と教授が通る本館入り口から4階会議場まで人間の帯を作り法人化設立準備委の解体を要求する拍手とシュプレヒコールを送った。 イ・ジョンウ先任記者 woo@hani.co.kr
ソウル大大学本部と総学生会が6日、法人化問題解決のため初の公式討論会を開いた。すべて両者ともに討論に真剣に臨んだが、葛藤を解く糸口は見つけられなかった。学生たちは法人化推進過程で学校側が示した手順を踏んだ民主主義の欠如と疎通不在に対する問題提起とともに法人化法廃棄、法人化設立準備委員会解体を要求した反面、大学本部側は法的な根拠を挙げて法人化推進の正当性を主張した。法人化に反対し学生たちが行政館(大学本部)を占拠し籠城を行って8日ぶりに開かれた討論会で両者が立場の差を再確認するだけに終わったことにより、占拠籠城事態が長期化する可能性が高まった。
この日午後2時、行政館4階大会議室で開かれた討論会は、総学生会所属学生たちが質問をし大学本部関係者たちが答える形式で2時間40分程続いた。大学本部側からはオ・ヨンチョン総長をはじめ前・現職職務教授と単科大学長など19人、総学生会側からはイ・ジユン総学生会長をはじめとして40人余りが参加した。
総学生会は「学内構成員の意見を無視し法人化が推進され、評議員会は全く教職員と学生たちの意見を反映しなかった」として、大学本部側に最初の質問を投じた。 大学本部側からはパク・ソンヒョン前評議員会議長が立ち「アンケート調査と公聴会形態で教職員は70~80%が答え、学生たちは1千人程度が参加した」として「このような意見を土台に法人化準備を行った」と説明した。
2番目の質問は「学校構成員らの間で調整されていない法案が通過されたが、なぜ学校は問題提起さえしなかったのか」だった。これに対し、パク・サムオク評議員会議長は「財政支援を確かに明示したし国有財産無償譲与、財政拡充のための租税特例適用、公務員年金適用と教職員身分保障、基礎学問育成など原案をそのまま維持するという前題で評議員会で法人化案を通過させた」と主張した。
引き続き「法人設立準備委構成過程でなぜ意見収斂がなかったか」というイ・アロミ人文大学生会長の質問に、オ・ヨンチョン総長は「法人設立準備委は豊富な経験と知性ある方々が集まった象徴的な席であり、学生が参加しても役割に意味がないと見た」として「学生たちには実際に定款と学則を決める実行委員会である学生分科委などに参加することを要請した」と明らかにした。
また、総学生会は大学本部側に法人設立準備委員会解体意思を聞いたが、大学本部は「法理的に不可能だ」と答えた。国会ですでに通過した法人化法と関連しては、総学生会側が「国会と政府に廃棄要請意志があるか」と尋ねると、イ・ウォンウ学生部処長は「廃棄主張は不適切だ」と明らかにした。イ・ハクレ学生処長とイム・ドゥホン副総学生会長は次の対話日程と方式について継続調整していくことにした。
イ・チュンシン記者 cslee@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/481535.html 訳J.S