原文入力:2011/06/01 20:57(1297字)
イム・ジソン記者、キム・ドヒョン記者
裁判所、MBCによる上映禁止仮処分申請 棄却…2日 劇場 封切り
←ドキュメンタリー映画<ツルーマッショー>
<文化放送>(MBC)がドキュメンタリー映画<ツルーマッショー>の上映を禁止させてくれとして出した仮処分申請が棄却された。
ソウル南部地方裁判所民事51部(裁判長 ソン・ジヨン)は1日 文化放送が株式会社B2Eとキム・ジェファン監督を相手に出したドキュメンタリー映画<ツルーマッショー>に対する上映禁止仮処分申請を棄却したと明らかにした。裁判所は決定文で「放送会社の美味しい店紹介番組が金を受け取って飲食店を出演させているという<ツルーマッショー>の内容は公共の利害に関する事項であり、文化放送の仮処分申請は理由がない」と明らかにした。
裁判所は続けて「<ツルーマッショー>は美味しい店紹介プログラムがあふれ出る現実の中で、広告代理店にお金を払えばいくらでも美味しい店に化けて放送に紹介されうる現実を告発しているだけでなく、あらかじめ準備された台本により演出された内容があたかも実際の状況であるかのように放送される美味しい店紹介プログラムの色々な問題点を指摘しており公益的目的が認められる」と判断した。
<ツルーマッショー>はテレビ 美味しい店番組のヤラセ・演出疑惑を提起したドキュメンタリー映画であり、去る4月第12回全州国際映画祭で上映され観客賞を受賞し、2日から全国の10映画館で劇場封切りを控えている。
<ツルーマッショー>を演出したキム・ジェファン監督は判決直後、自身のブログに文を載せ「この間、誠実に生きてきたが、こういう宝くじに当る日もあるんだねと思う」とし「ありがとう。キム・ジェチョル社長ファイティング~」と皮肉混じりの所感を打ち明けた。
彼は続けて「今後、ツルーマッショー観客の8割はキム・ジェチョル社長が集めるだろう」とし「映画が良いから観にくる人より、キム社長に背中を押されて観に来る人がもっと多そうだ」と付け加えた。彼はまた「今後、文化放送報道と時事プログラムは大企業と権力の攻撃がある度に今回の仮処分申請がブーメランとなって戻り困難に陥るだろう」と批判した。
これに対してチョ・チャンホ文化放送政策広報部長は「本訴訟を提起するかについてはいろいろ検討してみなければならない」と本訴訟提起については即答を避けた。チョ部長は「この映画は文化放送が美味しい店番組を製作しながら金品関係があるかのように描写したが、自主調査の結果 そのような事実は全くない」としつつ「仮処分裁判の結果は事実関係の判断より表現の自由に重きを置いたようだ」と明らかにした。
イム・ジソン記者 sun21@hani.co.kr ・キム・ドヒョン先任記者/ツイッター@aip209 写真映画会社B2E提供
原文: https://www.hani.co.kr/arti/culture/culture_general/480797.html 訳J.S