原文入力:2011/06/01 21:50(1190字)
ソン・ウォンジェ記者
キム・テヒョ‘天安艦 先謝罪’主張
キム・チョンシク統一部政策通
ホン・チャンファ対北韓パートで経歴育てる
先月9日、南北首脳会談を議論するための北京秘密接触に出てきたと北韓が1日公開した南側当局者は、キム・テヒョ(上写真)大統領府対外戦略秘書官とキム・チョンシク(下)統一部政策室長、ホン・チャンファ国家情報院局長など3人だ。
最も注目される人物はやはりキム・テヒョ秘書官だ。キム秘書官は対北韓政策をはじめ李明博政府外交安保路線を実質的に意のままにしてきた核心参謀だ。去る大統領選挙の時から李明博政府対北韓政策の根幹である‘非核・開放・3000’(北韓が核を放棄し開放すれば国際社会と大規模経済支援を通じて1人当り国民所得を3000ドル水準まで引き上げるという政策)構想をデザインした。南北対話のためには天安艦・延坪島に対する北韓の明示的謝罪がなければならないという点も継続して強調してきた。李明博政府の対北韓政策で強硬派の象徴と見なされる彼は、北韓のメディアが李明博政府を非難する際にすでに何度も実名が挙げられている。
キム・チョンシク室長は統一部‘ブレーン’として挙げられる政策・戦略通だ。2000年の1次南北首脳会談時に同席し 6・15共同宣言草案作成に参加した経緯がある。現政権になっても2009年11月、開城で二度にわたり北側と首脳会談開催条件を巡り‘非公式接触’した人物としても知られた。キム室長は当時、イム・テヒ労働部長官(現大統領室長)とキム・ヤンゴン北韓統一戦線部長間でなされたシンガポール秘密接触の後続議論のためにウォン・ドンヨン統一戦線部副部長と会ったと伝えられた。今回の北京秘密接触にも北韓からはウォン副部長が出て来たのではないかという観測が出ている。
ホン・チャンファ局長は国家情報院対北韓パートで経歴を積み重ねた人物だ。国民の政府時には当時の対北韓担当であるキム・ポヒョン3次長補佐官を務め、参与政府の時も2007年2次南北首脳会談を推進するためのキム・マンボク当時国家情報院長の北韓訪問に随行したことが知られている。
一部では国民の政府の時、パク・チウォン文化部長官が、参与政府の時 キム・マンボク国家情報院長が直接南北首脳会談推進のための秘密接触に出たことに照らし、今回の北京秘密接触は格落ちしているのではないかとの指摘も出ている。だが、李明博大統領の最側近参謀であるキム・テヒョ秘書官が直接出ただけに接触の格を問い詰めることは意味がないという見解もある。
ソン・ウォンジェ記者
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/480885.html 訳J.S