原文入力:2011-05-30午前09:10:22(1148字)
農食品部幹部らも乗り出し農民団体に圧力
ソ・キュヨン農林水産食品部長官候補者が先週の人事聴聞会の後、農民団体らに直接電話をかけ辞退要求声名の撤回と支持声名の発表を要求していたことが明らかになった。この過程で農食品部幹部らまでが乗り出し農民団体を圧迫していたことが明らかになった。
29日、ホン・ジュングン 韓国コメ専業農中央連合会会長は 「去る25日‘ソ候補者の辞退’を要求する声明を出した後、ソ候補者と農食品部関係者から声名撤回を要請する電話を相次いで受けた」として「それで翌日の26日に当初声明とはつじつまの合わない新しい声明を発表することになった」と話した。
コメ専業農連合会は25日 声明を出し「農業の哲学も資質もない人物の拙速選任」とし「農民の地位維持とコメ所得保障直接支払い金の不当受領などに関連し正々堂々となれないならば(ソ候補者が)退かなければならない」と明確に辞退を促したが、翌日に声明を再び出し「(ソ候補者が)堂々と国民のための農政を展開できることを期待する心で25日に声明を出した」とし、事実上 辞退要求の立場を翻意した。これと関連して農食品部関係者も 「25日 ソ候補者がホン会長に直接声名の撤回をお願いし拒絶され、それで私たちの職員が再びホン会長に連絡し声名撤回を要請した」と打ち明けた。農食品部はこの過程で「(25日の声明書は辞退を促す内容ではなかったという意を込めた)新しい声明を発表してくれ」と辞退要求声明を撤回する具体的方式と内容まで提示していたことが分かった。
ソ候補者と農食品部はコメ専業農連合会の他にも多くの農民団体に支持声名を要請したが、大部分の団体が道徳性と資質に欠けるという理由で声明書の発表を断ったことが確認されている。
韓国農民会総連盟は去る26日 「農食品部関係者とソ候補者が直接乗り出して長官任命を擁護する声明書発表をもの乞いしている」と非難し、早急な辞退を促した。
一方、与野党はソ候補者に対する人事聴聞会経過報告書を最終的に採択しない方針なので、ソ候補者の最終任命可否は李明博大統領が判断することになった。農食品委委員長であるチェ・インギ民主党議員は29日「後はソ候補者本人が自主辞退をするなり、あるいは大統領が任命を強行するか、二つのうち一つを選択するだけだ」と話した。
キム・ヒョンデ先任記者、ソク・ジンファン記者 koala5@hani.co.kr
原文: 訳J.S