原文入力:2009-02-20午後08:04:12
チョン・ユギョン記者
警察が気を失って倒れていた市民を暖房もないコンテナ ボックスに放置し市民が死亡し、その責任所在について論難がおきている。
ソウル,金川警察署傘下、禿山地区隊所属警察官らは去る14日夜10時35分頃、道端に飲酒者が倒れているという申告を受け出動した。その後、酒に酔ったように見えるS(44)氏を地区隊事務室に連れていかず付属建物として使われているコンテナ ボックスに移した。しかし2時間ほど後S氏は呼吸困難症状を示し警察が病院に送ったが結局亡くなった。
警察関係者は「10時55分頃S氏を休憩所に連れて行き置いた後、何回か確認したがいびきをかいていて眠っているものと思いひとまずそのまま置いておき後ほど呼吸が変なので病院に連れていった」と説明した。
地区隊建物と壁をあわせている広さ10㎡余りのコンテナ ボックスは‘住民休憩所’と呼ばれ昨年から被疑者,ケガ人,酒に酔った市民などを臨時に待機させたり地区隊員らを集めて指示事項を伝達する空間として使われていた。この空間にはオンドルの床が敷かれているが、事故当時暖房施設および器具はない状態だったと警察は明らかにした。S氏は‘小部屋’居住者で廃紙収集で生計を立てていたと分かった。
警察は国立科学捜査研究所にS氏の解剖検査を依頼した。ソウル南部地検は解剖検査結果の死因により責任が誰にあるのか、警察の措置が適切だったかを検討し刑事立件可否などを決める方針だ。
チョン・ユギョン記者