原文入力:2011-05-11午後09:48:51(1224字)
地域議員ら "民心良くない"
党内 総選挙競争も大きな負担
アン・チャンヒョン記者
"とても悪いですよ、全く"
釜山地域のハンナラ党議員は‘釜山民心’を問う質問にほとんど全員がこのように答える。釜山貯蓄銀行事態と新空港無効化という二回の "爆弾" がさく烈したためだ。釜山のある初当選議員は「貯蓄銀行被害者8千人余りが釜山のあちこちで現政権とハンナラ党をののしって回っている」とした。彼は「この間、ハンナラ党を押してやったのに、この始末、釜山民心はもう完全に背を向けた」と話した。
ハンナラ党は2008年総選挙で釜山18議席中17席を席巻した。だが、‘底’は良くないという警告音はすでに昨年地方選挙の時から鳴っていた。ハンナラ党は全体区議員158人の中で‘予想の半分’(93人・58.8%)にとどまった。民主党が28人、民労・進歩新党・参与党が合わせて14人の当選者を出した。無所属は20人だった。パク・ミンシク議員は 「釜山の政治地形が質的に変わったということを嫌でも受け入れなければならない」と話した。ヒョン・ギファン議員は 「釜山民心が首都圏化している」としながら、‘釜山=ハンナラ党’公式がこわれたと見た。世論の叱責を予想したが、イ・ジンボク議員など釜山地域議員がみな固く団結し貯蓄銀行被害額を全額補償しようという法律案を出したのも このような事情のためだ。先月には釜山地域議員らどうし別に会い‘釜山対策’を議論することもした。
さらにキム・ヒョンオ前国会議長、キム・ムソン前院内代表など党内重鎮らまで危険だという話も飛び交う。
民主党と親盧系の人々が一つになり‘釜山大攻略’を行うことが予想される中で、ハンナラ党は身内の整理というまた別の悩みの種も抱え込んでいる。去る総選挙で‘無所属親朴’の風に吹かれて落ちた親イ系のパク・ヒョンジュン大統領社会特別補佐官、キム・ヒジョン大統領府報道官、イ・ソンクォン市民社会秘書官などが捲土重来を試みている。 キム・ヘジン特任次官、クォン・チョルヒョン前駐日大使も釜山地域を狙っていると伝えられた。現役議員と公認を巡り衝突が避けられない。
もちろん悲観論一色ではない。無所属候補が多く出馬すると予想されるが、これは固定票が多いハンナラ党候補に有利だという分析もある。釜山の‘伝統的な反民主党情緒’にも期待をかけている。キム・ジョンフン議員(釜山市党委員長)は「不可能だといわれた金海乙選挙でもキム・テホ議員が当選したではないか」として「熱心にやれば選挙結果がどうなるかは誰にも分からない」と話した。
アン・チャンヒョン記者 blue@hani.co.kr
原文: 訳J.S