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監査院長 “人権委縮小 要求したことない”

原文入力:2009-02-20午後10:45:16
国会法司委 答弁…行安部 ‘監査結果わい曲’ 疑惑
“定員足りないから組織単位 再配置 必要性話したまで”

カン・ヒチョル記者キル・ユンヒョン記者カン・ジェフン記者

←キム・ファンシク監査院長(左側)が20日午前、国会法司委に出席しパク・チウォン議員の人権委縮小指示有無を尋ねた質問に答えている。カン・ジェフン選任記者khan@hani.co.kr

行政安全部が国家人権委員会に‘定員の30%縮小’を要求したことは監査院の監査結果処分要求書を深刻にわい曲して醸し出したことと明らかになった。行政安全部はこの間「人権委の組織縮小必要性が大きい」という監査院監査結果を根拠に人権委人員縮小を推進してきた。だがキム・ファンシク監査院長は20日そのような監査結果を出したことはないと明らかにした。

キム監査院長はこの日、国会法制司法委員会に懸案報告をしに出席し「監査院で(行政安全部に) ‘人権委定員を30%縮小しなさい、どれだけ縮小しなさい」と言ったことはない」と明らかにした。彼はパク・チウォン民主党議員が「監査院の監査結果は人権委の定員が未達になるから人権委内組織と国の間で人員を調整しろということであって人員を縮小しろということではないのではないか」と尋ねるとすぐに「そうだ」と答えた。

国会に提出された監査院の国家人権委運営実態に対する監査結果処分要求書もこれを後押ししている。監査院は要求書で「人権委は‘2008年度政府組織管理指針’等に照らして政府の課(チーム)・局別標準規模基準に外れるように組織を設置・運営している。局・課別人員は標準規模に未達である反面、局・課の数は過多運営されている」と指摘した。‘定員’を減らせということではなく、人員に比べて組織がとても乱立しているからこれを縮小・調整しろとの意味だ。

ところが行安部は監査院の監査結果として人権委に30%定員縮小を要求しイ・ダルゴン行政安全部長官候補者も19日国会人事聴聞会で「監査院の診断」を根拠として取り上げ論じて「定員縮小を執行するようにする」として強行方針を明らかにした。人権委関係者は「いまや監査院勧告の実体的な内容が明らかになっただけに行政安全部は人員縮小要求を引っ込めなければならない」と話した。これに対してキム・ヒョンマン行安部社会組織課長は「監査院の指摘を業務に参考にしただけで、それにより人権委人員縮小を要求したものではなく他の機関に比べて人員点検調整が一度もなかったため」と説明した。

一方、キム院長は去る大統領選挙の時にイ・ミョンバク候補キャンプの‘BBK疑惑対策チーム’チーム長を務めたウン・ジンス弁護士が去る11日監査院監査委員に任命されたことと関連して、大統領府の推薦指示を認めるような発言をした。彼は「ウン・ジンス監査委員の任命推薦と関連して大統領府の指示を受けたか」というパク・チウォン議員の質問に「それをこの席で話すのは適切でない」としてそれ以上答えなかった。

カン・ヒチョル,キル・ユンヒョン記者hckang@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/340084.html

原文: 訳J.S