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高麗大‘外国語高校 内申優待方式’明らかになった

https://www.hani.co.kr/arti/society/schooling/476956.html

原文入力:2011-05-09午前10:28:12(1634字)
‘2009年随時’脱落者らと法廷攻防で確認
5種類の定数値を適用し、3段階補正後に加算点
高麗大 "難易度にともなう不利益補正のための過程"

高麗大が2009学年度随時募集の時、外国語高校や非平準化名門高の内申が良くない学生たちに‘加算点’を与える巧妙な内申成績算出方式を使っていたことが明らかになった。こういう事実は当時入試から落ちた学生たちが高麗大を相手に提起した損害賠償請求訴訟過程で高麗大がその間‘内部機密’として隠してきた内申成績算出式の5種類の定数値を裁判所に提出したことにより確認された。
5種類定数値(α1 α2 κ1 κ2 κ3)を代入した内申成績算出式に今年、大学に入学した一般高校K学生(等級平均2.89)と外国語高校N学生(等級平均2.99)の成績を入れ換算した結果、1段階補正では4.63点だった総点差(一般高校 88.94,外国語高校 84.31)が3段階の補正を経て0.65点(一般高校 そのまま、外国語高校 88.29)へ大幅に減った。

この過程で一般高校生たちの点数はそのまま維持された反面、いわゆる名門高生たちの成績は上がり当落が入れ変わったものと見られる。実際に高麗大側が提出した準備書面を見れば、現在訴訟を進行中の24人の内、11人が補正過程を経て順位が下落した。ある学生は原等級で670位だったにも関わらず補正を経た後には1108位に438位も下がった。

これは高麗大が該当科目の成績を補正して全体志願者の標準偏差を1等からビリまで1列にならべ、そこで該当学生の標準偏差が何等もなるかを求めた後、標準偏差の小さい順に上位50%内に入る場合に限って志願者の成績を補正したためだ。

K大学教育学科のある教授は「成績が優秀な学生が集まっていて学校成績の標準偏差が小さく出てくる外国語高校や非平準化名門高など一部学校の特性を考慮したものと見られる」と話した。

特に標準偏差が上位16%以内に入る場合、加算点を最も大きく与えるよう定数値を定め、外国語高校など優秀な生徒たちが集まっているために標準偏差が小さく出てくる上位圏学校が最大受恵者となったという分析が出てくる。当時、高麗大が韓国大学教育協議会に提出した‘追加釈明書’を見れば、全体志願者の中で14%が外国語高校生だった。

D大学統計学科教授は「特定学校に加算点を与えたのではなく、科目別に点数を算出しながら標準偏差が小さく出てくる科目に加算点を与えたもの」とし「しかし外国語高校の場合、大多数の科目が標準偏差が小さく現れる特性が一貫して現れるので事実上、学校特性を活用した高校等級制」と指摘した。

高麗大は2009学年度入試以後、内申成績算出式を全く公開していない。チョ・ヒョワン全国進学指導教師協議会会長(ソウル恩光女子高教師)は「時々、入試結果を見れば高麗大だけでなく相当数の私立大学で未だにこのような形の高校等級制をしているのではと疑問を感じる」と話した。

これに対して高麗大入学処関係者は「24人中で11人の順位は下がったが、11人の順位は上がった」として「特定高校を優待したわけではなく難易度にともなう不利益を補正するための過程」と明らかにした。
チン・ミョンソン記者 torani@hani.co.kr

※標準偏差:該当標本が属する集団の均質性を把握する指標。標準偏差が0ならばすべての標本が同じ値を持つという意であり、標準偏差が大きいほど平均から離れたた値が多いと解釈される。外国語高校や自律型私立高、非平準化名門高など優秀な生徒が集まった集団の内申標準偏差は一般高校よりはるかに小さいと専門家たちは話す。

原文: 訳J.S