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親李惨敗…ハンナラ票心、変化を選んだ

原文入力:2011-05-06午後08:40:46(1922字)
イ・ジェオ、イ・サンドク 大打撃 親李系 分裂早まる公算
"挙手機 与党 持続すれば共倒れ" 刷新の旗掲げた少壮派 勝利
政府・大統領府に党の声 強まる模様‘主流 抵抗’突破は未知数

シン・スングン記者、パク・ジョンシク記者

←祝賀と慰労  ハンナラ党の新院内代表と政策委議長に各々選出されたファン・ウヨ議員(中央)とイ・ジュヨン議員(右から二番目)が6日午後、国会議員総会で当選が確定した後、院内代表選挙戦に出馬したアン・ギョンリュル(左から二番目)、イ・ビョンソク(右端)議員を慰めている。左端はジン・ヨン議員。  パク・ジョンシク記者 anaki@hani.co.kr

新院内代表に非主流当選 "当選挨拶の言葉も準備できなかった。ハンナラ党の奇跡だ"

6日 開かれたハンナラ党院内代表選挙戦で新院内指令塔になったファン・ウヨ議員は自身の当選を自ら‘奇跡’と評価した。

去る3日、イ・ジュヨン候補と‘非主流単一化’を宣言し4日ぶりに李明博政権創出の第一功労者であるイ・ジェオ系統とイ・サンドク系統の代理人を各々自任したアン・ギョンリュル、イ・ビョンソク議員をやぶったことに自らも驚いたということだ。

 "主流2線後退論" を前面に掲げた首都圏少壮派はもちろん "主流無限責任論" で守城に出た親李系にとっても結果は衝撃だった。‘政権第2人者’と呼ばれてきたイ・ジェオ長官の核心側近は「強い組織力と‘それでも主流が政権の責任を負わなければならない’という議員らの情緒を土台に、1次でアン・ギョンリュル候補が圧勝するだろう」と自信を持っていた。

しかし、1次投票ですでに大勢は傾いた。イ・ジェオ系統の代表走者であるアン・ギョンリュル、ジン・ヨン候補は 「勢力交替を通じた刷新」を主に主張したファン・ウヨ、イ・ジュヨン候補に58対64で後れを取った。わずか6票差であった。イ・サンドク系を自認したイ・ビョンソク、パク・ジン候補は33票にとどまり早目に脱落した。アン・ギョンリュル候補は‘主流票結集’を通じた逆転を企てたが、力不足だった。決選投票でファン・イ候補は26票を追加した90票で当選を確定した。反面、アン・ギョンリュル、ジン・ヨン候補は6票を加えた64票で拡張性に限界を表わした。イ・ビョンソク、パク・ジン候補を支持した票が大部分ファン・イ候補側に行ったもようであるためだ。

←ハンナラ党院内代表 政策委議長 選挙得票状況

議員らの票心には‘補欠選惨敗→親李代理人の党掌握→挙手機与党’を繰り返し変化を拒否してきた過去の形態を繰り返す場合、共倒れになりかねないという集団的な不安感が反映されたものと分析される。

4・27補欠選以前からキム・ソンシク、ホン・ジョンウク議員など一部少壮派は‘ファン・ウヨ院内代表論’を力説してきた。多くは現実性に首を横に振った。だが‘盆唐乙の敗北’に象徴される‘共倒れの危機感’の中で、少壮派は急速に結集した。主流退陣論に加勢したある親李直系議員は 「今度は親李代理人でさえなければ、それがまさに改革」と話した。

ファン・ウヨ議員が新院内指令塔に、イ・ジュヨン議員が政策委議長として党政調整責任者になり今後の党-大統領府関係にも少なからぬ変化が予想される。ファン議員は「10ヶ月後に総選挙の高い津波を体験しなければならない。死即生の勇気が必要だ」として「主流が2線後退し李明博大統領がリーダーシップ スタイルを変えることが国民の命令」と話した。李明博政府の国政運営を派閥代理人である院内代表が代行してきたこの間の党-大統領府関係を改善するということだ。
しかし、彼らが大統領府と主流勢力の抵抗を突き抜け、党の根本的体質変化を成し遂げられるかは未知数だ。ナム・ギョンピル議員は「今日の選択は親李代理統治を拒否し、勢力交替を通じた刷新の旗を掲げたこと」としながらも「いまようやく始まったばかりだ。まだ先はとても長い」と話した。

一部ではファン・ウヨ院内代表の力量に疑問を提起する向きもある。ある親朴系議員は「ファン院内代表が本当に改革性を備えているか、また、大統領府および主流と全面戦争も辞さない豪胆さがあるか疑問」としながら「ややもすれば何もできずにあっちこっち振り回されることもありうる」と憂慮した。シン・スングン記者 skshin@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/476790.html 訳J.S