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民主、議員総会の末“反対”結論出したが・・・阻止意志はなかった

原文入力:2011-05-05午前08:16:06 (1827字)
夜10時までマラソン会議の末“本会議不参加”結論
事実上処理傍観・・・野党圏との政策合意破る結果

ソク・ジンファン記者、イ・ユ・チュヒョン記者 パク・ジョンシク記者

←民主党の空席 イ・ジョンヒ、チョ・スンス議員など民主労働党と進歩新党議員が4日夜国会本会議場で韓-ヨーロッパ連合(EU)自由貿易協定(FTA)批准同意案が処理された後、議員のいない空っぽの席を眺めている。 パク・ジョンシク記者anaki@hani.co.kr

紆余曲折の末民主党は4日、韓-ヨーロッパ連合(EU)自由貿易協定(FTA)批准同意案を通過させた国会本会議に参加しなかった。 この日の朝最高委員会議に続き夜10時頃まで続いた‘マラソン’議員総会を通じて下した結論に従ったのだ。 これはこの日本会議で同意案を可決させることにした2日の政府・与党との合意を破ったものだ。一方民主労働党と進歩新党なども4・27再補欠選挙を控えて他の野3党と結んだ“政策合意”(訳注:韓-ヨーロッパ連合FTAに関しては批准案を徹底的に検証すると合意した )を守らなかったと批判した。
この日民主党と所属議員は「合意を守れ」というハンナラ党の攻勢と「政策合意を破棄した」という野3党の批判の間で混乱に陥っていた。 終始一貫紛らわしい態度を見せ、意思決定過程ものろかったし無気力だった。 名分も失い実利も得られなかったという内部評価も出ている。

朝8時30分非公開で開かれた最高委員会では、今回の与野党交渉を主導したパク・チウォン院内代表を除いてチョン・ドンヨン、チョン・セギュン、イ・インヨン、チョン・ジョンベ、パク・チュソン、チョ・べスク、キム・ヨンチュン最高委員の7人がこの日批准同意案を処理することに反対の意向を明らかにした。 ソン・ハクキュ代表は‘留保’の立場を取った。 院内代表に交渉権限を委任した後持ってきた結論に対して党最高委員大多数がこれをひっくり返す結論を出したわけだ。

8時間を越える議員総会進行中には36人の議員が出て批准案処理賛成と反対を巡り激烈な討論を行ったが賛否が交錯した。 ホン・ヨンピョ議員は「今も6月も状況は変わらない。 今の協議案が最善だから通過させるのがましだ」と賛成論を展開した。 反面イ・ジョンゴル議員は「(一度開放された分野は元に戻せないという)逆進防止規定があり、企業型スーパーマーケット規制を強化しても何も効果がない」として「本会議場に行って批准同意案可決を体を張って阻止しなければならない」と反対論を主張した。

この日パク・チウォン院内代表とソン・ハクキュ代表の微妙な立場の違いも目についた。 パク院内代表は「政府・与党との交渉結果に民主党の意見が相当部分反映されたが、党の意思が直ちに処理することに反対ならば党論に従う」と言って残念な気持ちを遠まわしに表わした。 議員総会序盤に留保的態度であったソン代表は結局この日午後「批准に盲目的に反対するのではないが急ぐことでもない。 野党4党と政策合意をしたし、被害国民に対する対策講究のために時間を持とう」として反対論に立場を整理した。

“4日処理不可方針”を党論として確定した後も民主党は「ハンナラ党の強行処理にどのように対応するか」を巡ってまた激しい討論を続けた。 チョン・セギュン最高委員は「本会議場に出席しないのが強い反対の意思表示」と主張し、パク・ヨンソン議員は「本会議場で反対討論に出て、キム・ジョンフン通商交渉本部長の辞任を要求しなければならない」と主張した。 反対討論および反対投票をするのか、会議場入場を拒否するのかを巡り結論が出なず、結局この日夜9時30分頃ソン代表が状況整理に出た。

ソン代表は「本会議に参加しないことに立場を整理する。 議員の皆さんがそれを受け入れてくれるよう切にお願いする」と提案した。 何人かの議員が反発したが、結局夜10時頃民主党議員は本会議に参加しないまま各自帰宅した。 ソク・ジンファン、イ・ユ・チュヒョン記者edigna@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/476472.html 訳A.K