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"北、病院では手術室だけで水道水が出る"

原文入力:2011-05-05午後10:24:27(1327字)
"北、食糧支援モニタリング要求 受け入れの意向がある"
抑留チョン・ヨンス氏の釈放要求…キム・ヨンナム "できない"
平壌外大、英語専攻が中国語より多い

クォン・テホ記者

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ジミー カーター北韓訪問記 公開
先月22日から8日間にわたり中国と北韓、韓国を訪問したジミー カーター前米国大統領が去る2日(現地時間)カーター研究所のホームページで当時の訪問記を詳細に伝え、北韓が食糧支援のために米国側のモニタリング要求を相当部分受け入れる意向があると明らかにした。

パク・ウイチュン北韓外相が 「分配に関する米国のモニタリングには何の問題もないだろう」と明らかにしたとカーター前大統領が話した。カーターはまた、北韓訪問前にロバート キング国務部北韓人権特使と会った席で、キング特使が「支援食糧がモニタリングされ国連機構と米国の5ヶ非政府機構(NGO)が食糧を分配するようにするならば、米国は食糧支援を検討するだろう」 と話したと伝えた。

また、北韓訪問の初日夕方、北側から金日成との面談が難しいということを伝達され、その日 平壌5・1競技場で開かれた大型マジック公演を観覧したが、乗客を乗せたバスが消え、象、熊、馬が現れ、ヘリコプターが空中から入ったり出たりしたとカーターは伝えた。

カーター前大統領は翌日、一行と共に平壌外国語大学を訪ね学生たちと会い、これらの内 大部分は英語専攻であり中国語はその次だったと話した。一行は引き続き平城市へ向かったが、途中 トラクターや農作業に利用する家畜は見当たらず住民たちだけが仕事をしていたという。

また、平城人民病院では手術室の他には水道水が供給されていないことを見て驚いたと所感を明らかにした。北韓では11ヶの医科大学から毎年2500人の医者たちが輩出されていると病院関係者たちが伝えた内容も共に言及した。

一般家庭訪問もしたカーター前大統領は、繊維会社に通うある主婦が二番目の子供を妊娠し妊娠3ヶ月の時から出産休暇に入り、今まで5ヶ月間 月給を同じように受け取っていると伝えた。カーター前大統領はまた、パク外相との面談で北韓に抑留中の韓国系米国人チョン・ヨンス氏の釈放を強く要求したが、翌日キム・ヨンナム北韓最高人民会議常任委員長はチョン・ヨンス氏釈放要求は受け入れられないと知らせた。

カーター前大統領はまた、北韓を発つ直前に、突然北側関係者が呼び、行ってみるとキム・ケグァン外務省第1副長官が‘敬愛する金正日同志’が送ったメッセージを非常に公式的な語調で読み上げたとし、内容の中に南北首脳会談を含む韓国との対話と交渉を望むという内容が入っていたと伝えた。カーター前大統領は「これは北韓が韓国に話そうとすること」という気がして、ソウルでの記者会見を通じてこれを発表したと明らかにした。 ワシントン/クォン・テホ特派員 ho@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/476600.html 訳J.S