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成績最上位 16人 特典授業…学生に教師選択権まで付与 ソウルC高 度を越した‘成績カースト’

https://www.hani.co.kr/arti/society/schooling/476641.html

原文入力:2011-05-06午前08:28:15(1154字)
最上位学生を級長にし、読書室の席は成績順
ソウル教育庁、監査に着手

イ・ジェフン記者

C高はこういう授業形態を‘自己主導的質問・学習時間’と呼んだ。論理学のような教育課程にない授業も特別班として編成した。この学校のある教師は「校長が‘ソウル大と延世・高麗大入学生を増やさなければならない’と口癖のように話した」として「特別班の学生たちだけに特典を与え、特別班に組み込まれない子供たちは相対的剥奪感を感じ、特別班の生徒たちに向かって極度の猜忌心のようなよじれた感情を表わしている」と話した。

この学校で成績による差別は特別班の編成だけではなかった。150席程度の読書室は成績を基準に利用資格を与え、一学年で50位以内に入る生徒だけが入れるようにした。座席も成績順に配分した。読書室には仕切りと電気スタンドが設置され、監督教師も配置された。だが、教室で自習をする残りの生徒たちには特別な施設も、監督教師もなしで文字どおり‘自習’をさせた。

教師が特別班の生徒を班長に無投票推戴するようクラスの生徒たちに強要することもした。この学校のある生徒は「担任の先生が露骨に班長の席は成績首位者に任せ用と言い‘なぜかは卒業してから教える’と言った」として 「だが、みんな大学入試随時募集で加算点の1点でも多く受けられるようにしようという意図であることを知っている」と話した。この生徒は「その友人は特別班で授業を受けるので班長席は事実上空席状態」として「特別班に対して皮肉るムードが出るしか無い」と話した。学校側のこういう処置に対する陳情が提起され、ソウル市教育庁は最近監査に着手したことが確認された。市教育庁監査官室関係者は5日 「特別班の編成に対してC高は当初‘水準別移動授業の一環だが何が問題になるのか’と言い逃れ、一歩遅れて便法という点と教育課程にない論理学授業編成が小・中等教育法違反という事実を認めた」とし「監査結果を土台に懲戒などの措置を行う予定」と話した。

キム・ヨンイル韓国海洋大教授(教育学)は「高校選択制に加え、現政権になって急激に増えた自律型私立校に生徒を奪われる中で、一般系高校としては上位圏の生徒に対する集中投資を‘合理的選択’と感じるのだろう」としつつ「しかし、そのような選択が生徒たちに差別を教える非常に非教育的な結果を産んでいる」と指摘した。

イ・ジェフン記者 nang@hani.co.kr

原文: 訳J.S