原文入力:2011-05-04午後08:49:55(1351字)
金融監督院を叱責したイ大統領
「支持基盤である嶺南(ヨンナム)地方の民心離反が深刻」との報告を受け電撃訪問
ファン・ジュンボム記者
←李明博大統領が4日午前、ソウル、永登浦区、汝矣島の金融監督院を訪ね、釜山貯蓄銀行事態と関連して「はるか以前から悪い慣行と組織的不正があった」と叱責している。 大統領府カメラマン団
大統領府関係者は4日、李明博大統領の金融監督院訪問に対し「イ大統領が国民が感じる怒りを一緒に表出した」と話した。実際にイ大統領はこの日 釜山貯蓄銀行特典引き出し事態に対し一般国民が感じている情緒を反映した辛らつな表現を動員して金融監督院を叱責した。
イ大統領は「国民がこんなにまで不公正が行われたのを見て、金融監督院が果たして何をしていたのかと思っている」として「怒りより先に悲しみを感じる」と話した。
イ大統領は金融監督院職員が在職中に退職後の再就職先に気を遣い、実際に後で金融会社に就職し公職経験をロビーに活用する慣行を何回も指摘した。イ大統領は「金融監督院職員の平均年俸が9千万ウォン近くなるだろう」と厳しい忠告をした後、「そのような年俸を受け取る人々が終わってから技能をきちんと果たせばどれほど良いか。しかし不幸にも皆さんがこの間の豊富な経験と知性と経験を大株主の不正に結集した」と話した。
イ大統領は 「振り返ってみれば金融監督院が昨日今日 1,2度の危機を迎えたわけではない。1997年の金融危機の時、金融信頼が落ちたし、G20(主要20ヶ国)会議でも巨大な金融不正や株主の横暴が国際社会でも問題になった」として「信用が生命なのに信用を監督する機関が信用が墜落すれば重大な危機で、金融はすべての産業と関連がある」と話した。イ大統領は「1997年以後、カード事態や不動産プロジェクトファイナンシングなどの問題が予告されたが、監督を受ける機関が監督する人よりさらに対応を徹底的にして問題が現れなかった」として「問題を探せなかったのか、探さなかったことなのか分からない。10~20年遥か前からこういう慣習は目に見えないようにあった」と話した。
イ大統領はまた「皆さんは身分を保証されているが国民の怒りは、法を持って皆さんの身分を守る以上は自ら深刻だと考えなければならない」、「大韓民国の地位が確かに変わったが、まだ後進国にありがちな不正が存在する」と‘解雇されない’認識の撤廃と国家信頼の問題まで連結した。
イ大統領は「今回のことは過去そうだったように適当な時間が過ぎれば済むと思ってはいけない」として「今回の機会に制度と慣行を廃止しなければならない」と話した。
イ大統領は金融監督院の自主的改革方案を次第評価しながらも 「皆さんの手にだけ任せるには過去の慣例を見れば成功的にできるとも思えない」として新しいタスクフォースの構成を指示した。自主努力だけでは難しく、外部からの手術が避けられないという話だ。
ファン・ジュンボム記者 jaybee@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/bluehouse/476435.html 訳J.S