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北‘羅先特区’中国にパッと開く

原文入力:2011-05-03午後10:17:28(1271字)
中国と港湾・工業団地建設MOU締結…経済協力 急流に乗る
吉林省、琿春に隣接するウォンジョン~羅先道路 30日 着工式

パク・ミンヒ記者

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中国が北韓‘羅先特区’の門をパッと開き太平洋に進出する。‘2012年、強盛大国建設’の旗じるしを掲げた北韓も中国の動きに積極的に呼応している。
来る30日、北韓羅先(羅津・先鋒)特別市で北・中両国指導部が大挙参加した中で、中国、吉林省、琿春の圏河と接している北韓ウォンジョンと羅先を結ぶ道路工事の起工式が行われると吉林省の政府関係者など消息筋が明らかにした。この事業を準備中の中国側関係者は最近<ハンギョレ>記者と会い「北韓-中国経済協力と北韓開放を全世界に公表する席」とし「中国中央政府からも指導者級など数十人が参加するだろう」と話した。

ウォンジョン~羅先道路工事は羅先開放と大規模北韓-中国経済協力の信号弾だ。両国を経済的に結ぶ大通路となるこの道路の着工式と共に中国の羅津港開発、羅津港を通じた大規模石炭輸送も本格化する。

羅先都市開発計画は中国が北韓と共同で作成したが、計画から投資および運営まで全て実質的には中国の‘設計図’により進行される。現地消息筋は‘中国と北韓がすでに共同で羅先特区運営委員会を構成し、中国側が委員長を引き受けることが決定された’と伝えた。羅先投資には創立グループ、商地冠群投資有限公司、一汽自動車など中国の大企業が乗り出していることが分かった。

この間、言葉だけで知られていた他の北韓-中国経済協力とは違い、羅先開発事業が急速に推進されるのは、中国と北韓中央政府が羅先開発を媒介とした両国経済協力に直接関わっているためだ。中国政府関係者は「陳徳銘 中国商務部長が北韓に行き了解覚書(MOU)を結び、羅先の道路・港湾・工業団地建設に中国と北韓が共同で投資し管理することにした」とし「羅先特区開発とあいまって中国側の琿春を経済特区に昇格させる政策書類に温家宝総理が直接署名した」と話した。

北韓も中央政府に羅先特別市を直轄管理する部署を作り、この間 羅先開発の成果を上げられなかった旧幹部たちを更迭し、イム・ギョンマン羅先特別市責任秘書など若い幹部らを中央が直接派遣したと伝えられた。

中国側の国境都市琿春では北韓側に資金と人が動き始めた。羅先で仕事をすることになる中国人のためのアパート500世帯の工事が3月末にすでに始まったと施工を引き受けた建設会社関係者たちが伝えた。琿春~羅先道路工事は中国が資本と労働力を全て投じるが、まず必要な500人余りの中国人労働者の相当数がすでに北韓から6ヶ月間の通行証を受け取り羅先に到着した。 琿春・延吉/パク・ミンヒ特派員 minggu@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/international/china/476250.html 訳J.S