本文に移動

韓国‘部分的言論自由国家’へ格下げ 米人権団体‘フリーダムハウス’報告

http://freedomhouse.org/template.cfm?page=668

原文入力:2011-05-03午前11:56:10(1287字)
昨年‘自由国’から降格…196ヶ国中70位
北韓‘最悪’言論の自由…1位はフィンランド

クォン・オソン記者

米国の人権団体‘フリーダムハウス’が韓国の言論の自由水準を‘自由’(free)から‘部分的自由(partly free)’に降格させた。
フリーダムハウスが2日発表した‘2011言論の自由報告書’によれば、韓国は言論の自由指数が32点で、香港と共に70位を占めたことが分かった。昨年の同報告書で30点を得て67位に上がったことに比較すれば多少下がった順位だ。これに伴い、2010年報告書で言論‘自由国’に分類されていた韓国は、今回‘部分的自由国’に降格された。

言論の自由指数は計23項目を評価し0~100点の間で点数が決められ、点数が低いほど言論の自由が保障されているという意味だ。今回の分析は世界196個国を対象にした。

フリーダムハウスは「世界的に自由で独立的な言論に接することができる人々の数が最近10年間で最も低い水準に落ちた」として、言論の自由の退行を憂慮した。特に、韓国はエジプト、ホンジュラス、ハンガリーなどと共に言論の自由が相当に退歩している国の一つに選ばれた。

この団体は韓国の言論の自由が減少した理由について「新しい通信手段(衛星テレビ、インターネット、モバイル)に対する政府の統制が強化され、オンライン コンテンツの検閲が増加したため」と分析した。また「去る数年間、親北韓または反政府指向のオンライン文が削除され、保守政府が大型放送会社の経営に介入してきた点」等を指摘した。

北韓は97点で196ヶ国家中で最悪の言論の自由水準の国に指定された。フリーダムハウスは北韓に対し「独立的な言論が存在しないか、ほとんど活動できずにいる」として「住民たちが偏向しない情報に接近する方法は非常に制限的」と明らかにした。

今回の発表で最も言論の自由が保障された国家としてはフィンランド(10点)が挙げられ、ノルウェーとスウェーデンが各々11点で共同2位を占めた。米国(17点・17位),日本(21点・32位),フランス(23点・40位)等、68ヶ国が‘自由国’に分類された。

イタリア(34点・75位),ブラジル(44点・90位),メキシコ(62点・138位)等の65ヶ国は‘部分的自由国’になり、エジプト(65点・146位)をはじめとしてシンガポール(68点・150位),中国(85点・184位)等 63ヶ国は‘自由でない国家(not free)’に分類された。

詳しい内容はフリーダム ハウスのホームページ()で確認できる。
クォン・オソン記者ツイッター@5thsage

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/476079.html 訳J.S