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"野党圏統合に全力" ムン・ジェインが動く

https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/475714.html

原文入力:2011-04-30午前09:59:55(1617字)
"金海乙候補単一化方式は限界…あらかじめルール用意"
野党圏全般 波紋予想…総選挙 交通整理引き受ける模様

イユ・チュヒョン記者、シン・スングン記者

盧武鉉政府時期に大統領秘書室長を務めたムン・ジェイン 盧武鉉財団理事長が29日 「総選挙・大統領選挙を控え幅広く野党圏の統合問題を議論する機構ができるならば全力で共にする」と話した。

 ムン理事長はこの日<ハンギョレ>との電話通話で「野党が多数に分かれている現実の中で、この間候補単一化が最善を得る方法であったが、今回の4・27金海乙補欠選はそのような単一化方式に限界があるということを見せた」として「確実な方法には統合がある。しかし、もし候補単一化側に進むにしても あらかじめ単一化を議論する機構や単一化を実現するためのルールを用意しておかなければならない」と話した。それと共に「政界の外にある市民社会側はもちろん、親盧陣営の中でこの間 政治と距離をおいてきた人々も今後は統合議論に積極的に参加し触媒剤の役割をしなければならない」として「私が直接政治はしなくとも、そのような触媒の役割は当然にする」と話した。

 親盧核心要人であり汎進歩改革陣営から信望が厚いムン理事長が慶南金海乙補欠選挙の単一化方式を批判しながら野党圏統合過程に本格参加する意向を明らかにしたことにより、親盧陣営はもちろん野党圏全般の連帯議論に相当な波紋を呼び起こすものと見られる。

 ムン理事長は特に「民主党と国民参与党が自分たちなりに多くの差異があるので別にしているはずだが、一般国民が見るには差異点が何か納得が行かないということではないか」とし「国民が見る時は参与党でも民主党でも、さらに進歩政党までも差がそれほど大きいとは見ない」と話した。

ムン理事長はこの間‘神父様’のニックネームがつくほど‘世俗政治’を遠ざけてきた。昨年6・2地方選挙、今回の4・27補欠選などで民主党から出馬提案が絶えなかったが少しも動かなかった。単一政党運動である‘百万本国民の命令’を支持するとしながらも名前を上げてはいない。イ・ヘチャン前総理など親盧人士が導く社会政治運動の集い‘市民主権’にも参加しなかった。

彼を動かしたのは親盧から始まった民主党-参与党の分裂、分かれたが力を合わせなくてはとうていハンナラ党に勝てない現実、すなわち野党圏連帯という宿命だ。4・27補欠選を控え金海乙候補単一化交渉の仲裁者として直接乗り出したことも、本人が直接動かなくては民主党-参与党の葛藤を容易に解けないという判断のためだった。

彼は 「参与党が民主党支持者らの心に残った澱を解くために努力をしないのでなく、民主党指導部が参与党のために熱心に動かなかったわけでもないが、底辺民主党の民心を動かすことは難しかった」とし「それを乗り越えなければならないと見るゆえに統合議論が必要だということ」と説明した。

ムン理事長はひとまず来年の総選挙で釜山地域走者が互いに感情が傷つかないよう交通整理をする役割を引き受けるものと見られる。釜山は1990年の3党合同以後ずっとハンナラ党の票田だったが、最近では経済難、東南圏新空港敷地選定問題、釜山相互貯蓄銀行不当引き出し事態などでハンナラ党に対する民心離反が明確に現れている。だが、当選可能性が高くなっただけに駆せ参じる野党候補を整理しなくてはハンナラ党をはね除けられない。ムン理事長周辺では「6月頃から釜山の整理作業が本格化するだろう」と見通している。 イユ・チュヒョン、シン・スングン記者 edigna@hani.co.kr

原文: 訳J.S