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金委員長も会えず…李大統領にも会えず

https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/475502.html

原文入力:2011-04-28午後09:04:26(1020字)
敬遠された‘韓半島解決者’

パク・ビョンス記者

28日午後、ソウル空港に到着したジミー・カーター前米国大統領一行は相次いで政府当局者に会い、北韓訪問結果を説明するなど忙しい日程を送った。
カーター前大統領らはソウルのあるホテルに旅装を解くやいなやウィ・ソンナク韓半島平和交渉本部長と非公開会合をしたのに続き、ヒョン・インテク統一部長官に会い、キム・ソンファン外交通商部長官が主催する晩餐にも参加した。また、別に内外信記者らを相手に北韓訪問結果を説明するなど短いソウル滞留日程を精力的にこなす熱意を示した。

しかし、政府当局の反応は冷ややかだった。実際、カーター前大統領一行は李明博大統領との面談日程も定められないでいる。大統領府高位関係者は「政府が前職大統領の儀典やカーター前大統領のメッセージ、北訪問過程などを総合的に検討したが、李大統領が会うことは難しいのではないかと考える」と言った。対北圧迫政策を採る政府としては、カーター前大統領の南北対話仲裁が、ありがたいはずがないからだ。

カーター前大統領は、北でも別にその名にふさわしい待遇は受けられなかった。キム・ジョンイル国防委員長は、昨年に次いで再び北を訪問したカーター前大統領の面談要請に応じなかった。これについては、当初北はカーター前大統領の国際的名声を利用して局面転換を図ろうとしたが、南の頑強な態度を見て計画を変えたのだという観測が出ている。特に、キム・ソンファン外交通商部長官がカーター前大統領の北訪問の日である26日に「北が敢えて第3者を通じて我々と対話しなければならない理由は無い]と言って強く牽制に出るや、カーター前大統領との面談を放棄して口頭のメッセージだけ伝えることになったのではないかという話
だ。

先にカーター前大統領は、北韓訪問中の27日‘The Elders’のウェブサイトに文を載せ「北韓は米国と関係を改善することを願っており、米国、韓国と無条件に対話する準備ができていると話している」として「問題は北韓が米国から安保保障を受けない限りは核プログラムを放棄しないだろうという点だ」と明らかにした。パク・ビョンス先任記者 suh@hani.co.kr


(この翻訳は、ハンギョレ新聞の紙面に基づいて訳したものです:訳者)

原文: 訳J.S