原文入力:2011-04-27午後08:34:36(1225字)
バク・チェワン長官 "メーデー行事、労働権力 横暴" 妄言
キム・ソヨン記者
←パク・チェワン雇用労働部長官
パク・チェワン雇用労働部長官が来月1日に予定された労働界のメーデー行事について 「市街地で政治色が濃厚な大規模集会を開く労組らの特徴は、相対的に勤労条件が良い大企業正規職の利益を代弁する少数の労働権力」と話した。二大労総はパク長官が事実上‘財界のスポークスマン’を自任しているとし反発した。
パク長官は27日午前、ソウル、中区、明洞の銀行会館で開かれた国家経営戦略研究院主催の政策フォーラムで「労組に加入していない90%の勤労者はもちろん、絶対多数の穏健組合員、中小・零細・下請け企業の勤労者のためにも 労働権力の横暴をこれ以上は放置できない」として「明確に改善されている労使関係がややもして労働権力の跋扈のために毀損されないよう雇用労働政策を繰り広げる」と明らかにした。
←パク・チェワン長官 労組関連の最近発言
パク長官の発言は一日前の去る26日、韓国経営者総連合(経総連)が出した立場と同じ脈絡だ。経総連は 「両労総が推進する5月1日の大規模集会など労組法改正闘争は労組と一部活動家だけのためのものであり、個別事業場労使関係の不安を招くこと」とし、事業場出入り禁止など会員会社にメーデー集会指針を下した。
パク長官の労働界に向けた強硬発言は今回が初めてではない。二大労総委員長が去る25日、李明博政府の政策変化を要求し異例の時局宣言に出たことに対して、彼は「一部労組幹部が既得権を守るために持ち出している時代遅れのイベント」とこきおろした。去る8日の最低賃金委員会会議でもパク長官は「最低賃金を過度に引き上げれば、限界企業倒産などで働き口を減らす副作用が出かねない」と話すなど、財界が最低賃金引き上げに反対する理由をそっくり繰り返しもした。
これに対して全国民主労働組合総連盟はこの日 論評して「労働部長官ともあろう人が121年間も全世界の労働者が記念してきたメーデー行事を政治集会と規定することが許されるのか」として 「また、最低賃金を高くしてはならないと話した長官が、どんな良心で中小・零細・下請け企業の労働者を心配するのか、あまりにも厚かましい」と批判した。
チェ・サムテ韓国労働組合総連盟スポークスマンは 「パク・チェワン長官は今後‘経済団体スポークスマン’と呼称を変えたほうが良さそうだ」として「メーデー行事と労働権保障の声を労働権力の横暴と規定し厳罰に処するという長官の発言は過去の軍事独裁時代を見るようだ」と話した。
キム・ソヨン記者 dandy@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/labor/475248.html 訳J.S