原文入力:2011-04-26午後09:42:56(1910字)
‘実験室動物残酷史’等、記事 "刺激的" 判断
市民団体モニタリング団‘3時間 露出制限’
報道機関など "基準曖昧"…一方では "順機能"
チェ・ソンジン記者
←市民団体モニタリング団から問題として指摘された<韓国日報>記事キャプチャー写真
ネイバーニュースキャスト記事の扇情性有無を監視するための市民団体モニタリング団が25日 活動を始めた。モニタリング団はこの日午前11時から深夜12時まで<中央日報>の‘鼻の下の顔がまるごと消えた口のない男’をはじめ計6ヶの記事に対し‘刺激的や扇情的’と判断した。これに伴い、該当記事は各々3時間ずつネイバーニュースキャストの主題別ニュース欄から消えた。
モニタリング団がこの日、ネイバーのニュースキャスト オンブズマン カフェを通じて問題があると指摘した記事は、その他にも△実験室動物残酷史…強まる非難世論(<韓国日報>) △ "ソ・テジ、イ・ジア、夫婦関係の本質傷つけた" (<ニューシス>) △レーシングモデルと生活しお金まで稼げる職業登場(<毎日経済>)等だ。モニタリング団は‘モニタリング団意見’として、中央日報と韓国日報の記事の場合 残忍な写真や衝撃的内容が "青少年に有害な影響を与えることが確実だ" と明らかにした。残り4件の記事に対しては全て扇情的内容および写真を問題視した。
←25日付<韓国日報>記事に対する市民団体モニタリング団の制限意見
ネイバー側は2009年1月、ニュースキャストを導入しつつ以前までネイバーが記事の編集権と記事クリックにより発生するトラフィックによるものとは異なり、提携報道機関が直接記事の題名と内容を決め、記事トラフィックも該当報道機関の持分に戻すようにした。トラフィックが直接に広告収益につながる状況で、各報道機関が扇情的で刺激的な記事を送りだすことに熱中しているという指摘が多かった。
ネイバーを運営するNHNが去る14日、YWCAと言論人権センター、インフォルージョン(情報公害,infollution=information pollution)ゼロなど3ヶの市民団体が参加するモニタリング団を設け、掲げた目標がニュースキャストの扇情性改善だ。キム・ジョンウ NHN広報室次長は「これまでは扇情的記事に対する利用者意見をまとめ、ネイバーメディアニュース室が直接該当報道機関に修正を依頼してきた」とし「こういう方式では該当報道機関と共感を形成しにくい面があるという判断の下、客観的評価方式を導入した」と明らかにした。
モニタリング団制度を眺める言論界と言論団体の視角は‘期待半 憂慮半’だ。まず単純にモニタリングする水準を越え‘3時間露出制限’という措置をとる場合、扇情的記事が実際に減るという視角だ。カン・ヘラン女性民友会メディア運動本部政策委員は「遅い感はあるが、市民団体を通じてニュースキャストの問題を改善していくという努力は十分に必要性の認められる試み」と話した。
反面、刺激的・扇情的記事の明確な基準を提示し問題記事の判断手続きを透明に公開することはNHNとモニタリング団に残された宿題だ。こういう過程なしに一方的に記事露出可否を通知する方式ではポータルが報道機関に対する編集権を侵害するという論難が起きかねない。モニタリング団の活動初日、青少年有害記事判定を受けた‘実験室動物残酷史…強まる非難世論’記事の韓国日報側担当者は「動物虐待を告発した私たちの記事をどんな基準で刺激的だと判断したのか、モニタリング団とネイバーに異議申請をしてみたが何の具体的返答もなかった」として苦々しさを訴えた。モニタリング団は明確な基準を明らかにしていない。該当記事遮断と共に「動物虐待にあたる残忍な写真および衝撃的な内容などが子供、青少年に有害と判断」したという意見だけを残した。
<ミディアース>編集長出身の時事評論家ミンイム・ドンギ氏は「モニタリング制度はニュースキャストの扇情性を改善できる順機能的側面があると見る」としつつも 「モニタリング団のニュース制限措置を巡り該当報道機関や利用者の全てが納得できない事態が発生しないようモニタリングの基準をもう少し具体的に提示しなければならない」と明らかにした。 チェ・ソンジン記者 csj@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/culture/entertainment/474930.html 訳J.S