原文入力:2009-02-19午前10:32:05
パク・ジョンファン警察総合学校長 退任式
“人命尊重 優先”…龍山過剰鎮圧に苦言
“弱者代弁される方々の話に耳を傾けなければ”
キム・ソンファン記者
←パク・ジョンファン警察総合学校長(治安正監)が18日30余年間の警察公職生活を終え名誉退任した。パク校長はこの日午前10時30分、警察総合学校叡智文化館で開かれた退任式で透明な警察行政と捜査権独立などを強調した後、同僚警察官の苦労を誉めた。【仁川=ニューシス】
現職から退く警察高位幹部が法と原則だけを前面に出した最近の警察の姿に厳しく忠告した。
パク・ジョンファン警察総合学校長(57・治安正監・写真)は18日午前、京畿,仁川の警察総合学校叡智文化館で開かれた名誉退任式で「警察は他の捜査機関など外部の影響なしに法律に基づき国民のために責任を全うしなければならない」として「(任期中) ‘警察便宜的,警察中心的思考’から抜け出して‘国民中心的思考’に切り替えることを主張したが決して良くなったものがない”と話した。彼は引き続き“どこであれ,どの時代であれ国民の生命と財産を保護し公共の安寧と秩序を維持することが警察の任務であり、‘人命尊重’という絶対価値は優先視されるべきで、法秩序確立を強調したと言って(警察が)無条件に強硬対応をしてもかまわないということと誤解してはいけない」と最近の‘龍山惨事’をもたらした警察の過剰鎮圧姿勢を迂回的に批判した。
彼は済州地方庁長在任時、済州道で開かれた韓-米自由貿易協定(FTA)反対デモに言及して「当時他の機関が警察の固有業務領域を侵そうとしきっぱりと対応することによって組織の権威と自尊心を守ろうとした」として「警察力は法律に基づきひたすら国民のために行使されなければならない」と強調した。彼は引き続き「社会的弱者を代弁し私たちの社会の寒く暗いところを撫でさすっておられる方々が警察を過度に追い詰めると思わずよく耳を傾けろ」と後輩警察官に助言した。
ソウル,龍山警察署長と済州・忠北地方警察庁長官などを務めたパク校長は昨年3月キム・ソクキ前ソウル警察庁長官の後を継いで警察総合学校長として赴任した。 キム・ソンファン記者hwany@hani.co.kr