原文入力:2011-04-21午後09:49:23(904字)
←パク・ジュヒ記者
去る16日昼12時頃、4大河川事業洛東江の洛丹堰 小水力発電所建設現場。夜中にコンクリートを注入した発電所のスラブ屋根を点検していた32才の家長と40才の労働者は突然崩落したコンクリートの山に埋められ共に命を失った。
同日午後3時頃、惨事現場から18kmほど離れた4大河川事業尚州堰工事現場。李明博大統領が堰建設と浚渫作業が真っ最中の現場を訪ね現場関係者たちを激励していた。先立ってイ大統領は尚州市で開かれた‘第3回大韓民国自転車祝典’に参加した。祝賀挨拶で「4大河川についてああだこうだと言う方も多いが、今秋に完工した姿を見ればおそらく皆がうなずくだろう」とし「地域も発展する筈だ」と話した。わずか3時間前、そのように自慢する4大河川事業現場で亡くなった人々に対する言及はなかった。
4大河川事業現場では大統領が約束した その‘秋’までに工事を終えるため昼夜分かたず労働者たちを急かしている。安全は後まわしにされるほかはない。4大河川工事現場の随所に安全を強調するスローガンが貼り出されてはいるが、ただのスローガンに過ぎない。事故がおきた洛丹堰現場でも安全措置を軽視した証拠と情況が明らかになっている。4大河川工事現場の責任者は「工期を間に合わせようとすれば仕方ない」という話を公然としている。「川を生かす」という人々が、その川で仕事をする労働者の命が失われても、工事速度を落としはしない。共に仕事をした同僚が仕事場で亡くなっても、工事は止めない。人命を担保に必ず今年の秋までに工事を終えなければならない理由が何かが気になる。
イ大統領はその日、市民たちと自転車に乗り川辺を走っていた。同じ時刻、4大河川現場で亡くなった二人の労働者の家族は急報を聞き大声で泣いていただろう。義城/パク・ジュヒ記者 hope@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/area/474222.html 訳J.S