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‘大胆 チョ・ヒョノ’の後に‘低姿勢検察’がいた

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/474019.html

原文入力:2011-04-20午後09:38:37(1404字)
"警察高級幹部が召還調査を受けていいのか"
ノ前大統領 名誉毀損事件告発状8ヶ月ぶりに書面調査

ノ・ヒョンウン記者、イ・ムニョン記者

盧武鉉前大統領の名誉を傷つけた嫌疑(死者名誉毀損)等で告発されたチョ・ヒョノ(56・写真)警察庁長官の調査可否を巡り検察が恐れ慄き這い蹲るような態度を見せ、噂になっている。普段は最高監査機関であることを自負してきた検察が、類例のない低姿勢を示し、被告発人のチョ庁長は鼻っぱしらが一層高まる姿だ。
チョ庁長は19日<東亜日報>とのインタビューで 「13万警察官の総帥が検察の召還調査を受けていいのか」として「もし、そちら側(検察)で召還要求をするならば私にも考えがある」と話した。チョ庁長を書面調査した事実が知らされた後、追加で召還調査する可能性が議論されるや飛び出した発言だ。通常の被告発人ではおよそ見られない姿勢だ。チョ庁長は20日<ハンギョレ>との通話では「その問題についてはこれ以上話すのは望ましくないようだ。言及したくない」として一歩後退するようではあった。

しかし、これまでの検察の捜査形態を見れば、チョ庁長が検察を意識して発言水位を下げたとは見難い。通常の刑事事件で‘被疑者’を召還調査すらせずに捜査を終えることは検察の立場として想像しにくいことだ。それでも検察は唯一チョ庁長には徹底的に'乙’の姿勢を示している。この事件がチョ庁長の‘舌先’から始まった名誉毀損事件であるのに、告発状が受け付けられて8ヶ月が過ぎても彼を召還調査していない。捜査チーム関係者もやはりチョ庁長事件に対し「その事件に対しては何も言えない」という言葉だけを繰り返してきた。

この間、チョ庁長が検察に送ったという書面答弁書も、彼が一度返答自体を拒否した後に検察が懇請して受け入れたものだ。偶然にも検察が答弁書を受け取った時期は、待ちきれなかった告発人(盧前大統領遺族)側が該当事件の主任検事を職務遺棄嫌疑で告発するという言葉が流れ出た時と合致する。

このように警察総帥の前に平身低頭したような検察の捜査態度について、検察内部からも少しずつ不満の声が出てきている。検察のある幹部は「名誉毀損事件での被告発人調査は、警察庁長官でなくそれよりさらに偉い人でも必ずしなければならない法的手続き」として「そんな‘例外’を作っておいて、どの口で市民に法を守れということができるか」と問うた。首都圏地検のある部長検事も「チョ庁長が自分の口から始まった事件に対し自粛どころか一貫して無駄口をたたいているというのに、捜査チームはいったい何を考えて直接調査をひたすら先送りしているのか理解に苦しむ」と話した。別の部長検事も「チョ庁長の名誉毀損嫌疑が警察庁長官として犯した犯罪ではないではないか」として「一般被疑者がそのような態度をとれば逮捕される事案」と話した。

これに対してムン・ジェイン盧武鉉財団理事長は「今の検察の捜査態度は自ら検察権を放棄したものと言える」と話した。 ノ・ヒョンウン、イ・ムニョン記者 goloke@hani.co.kr

原文: 訳J.S