原文入力:2011-04-17午後09:04:08(925字)
下痢・嘔吐症状 日本では販売禁止
イ・ユジン記者
←キルムチ(日本名:バラムツ)
冷凍マグロを輸入・製造・流通する販売業者5ヶ所の内 1ヶ所が下痢や腹痛を誘発する値段の安い‘キルムチ’(写真)をマグロとだまして売っていることが明らかになった。
食品医薬品安全庁傘下の食品医薬品安全評価院が最近発表した研究報告書を見れば、最近5年間 保健当局が業者を指導・取り締まった結果 73ヶ所の内 16ヶ所が深海性魚類のスズキ目太刀魚科‘キルムチ’をマグロに変身させて売っていることが明らかになった。 摘発された販売業者は魚肉を肉眼では区分しにくくマグロの3分の1程度の値価格が安い輸入冷凍キルムチを切断・包装した後‘冷凍マグロ’とだまして売ってきた。
インターネット ショッピングモールでもキルムチを販売していたことが確認され、オークション4件、Gマーケット2件、11番街1件あり、ポータルサイト販売業者はネイバー13件、ダウム11件だった。インターネット販売製品17件中9件はキルムチを販売しながらチャムチまたはマグロという名称を書き込み消費者に混乱を与えた。
キルムチは脂肪含有量(18~21%)の大部分がワックス エステルという成分で、人によっては食後30分~36時間後に下痢、脱力、腹痛、頭痛、嘔吐などを誘発すると知られている。そのため米国は2001年に輸入中断と販売禁止を勧告し、日本は1970年に輸入と販売を全て禁止したが、我が国では規制がない。冷凍キルムチの輸入量は2005年1379tから2009年3999tへ4年間に3倍近く増え、この内、大部分が内需用消費と推定されている。食品医薬品安全庁は2007年、キルムチを食品原料として使用禁止するよう行政予告したが規制改革委員会で過度な規制だとし撤回を勧告し施行されなかった。
イ・ユジン記者 frog@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/473437.html 訳J.S