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大統領夫人の従兄の力、権力機関ぞろぞろ集まった

原文入力:2011-04-15午前08:20:51(1540字)
キム・ジェホン氏 私学紛糾争いを申告するや大統領府が介入
警察庁 特殊捜査課・教科部も乗り出し財団不正 問いただす

李明博大統領の夫人キム・ユンオク氏の従兄が関連した大学紛糾に大統領府民政首席室行政官が介入し、続いて警察庁特殊捜査課と教育科学技術部がこの学校に対する捜査と特別監査にそれぞれ着手したことが確認された。警察と教育科学技術部は「諜報や嘆願提起にともなう捜査または監査だった」と主張しているが、大統領の親縁戚の影響力のためではないかという疑惑が起きている。

私立専門大学の瑞逸(ソイル)大学設立者 イ・ヨンゴン氏の子息ムニョン氏は14日<ハンギョレ>記者と会い「去る1月初め、設立者である父親とキム・ジェホン理事が学校問題で言い争いを行い、父親がキム理事に紅茶を浴びせたことがある。その後、大統領府民政首席室ユ・某行政官とキム・某課長が1月12日に自宅に訪ねてきて父親に‘キム・ジェホン理事に謝りなさい’と勧めた」と話した。

キム・ジェホン理事は李明博大統領夫人キム・ユンオク氏の従兄で、2009年11月に瑞逸大学財団であるセバン学院理事に就任した。瑞逸大学は去る2000年、設立者の会計不正で官選理事が派遣された後、2009年に正理事体制に転換した状態だ。最近、設立者イ・ヨンゴン氏が子息のムニョン氏を理事長に立てようとするやキム・ジェホン理事がこれに反対し、二人は葛藤を経ている。1月初め ソウル、清潭洞のRホテルでイ・ヨンゴン氏とキム理事が言い争いをしている間、イ氏がキム理事に紅茶を浴びせたのもこういう学校運営と関連した葛藤のためだと伝えられた。

キム・ジェホン理事は<ハンギョレ>との通話で、自身が直接 大統領府民政首席室に申告したと明らかにした。キム氏は「数十人がいる場所で煮え立った紅茶をかけた。私個人の問題ではなく大統領の親縁戚であるから民政首席室親縁戚管理チームに申告した」と話した。彼は‘大統領府民政首席室側に謝罪を受け取ってくれと要求したか’という質問に「私はそのような要請をしなかったが、謝罪しろと言うことはあっても決着を付けようと言うか」と話した。

大統領府関係者が設立者イ氏を訪ねてきた直後の2月初めから警察庁特殊捜査課は瑞逸大学周辺に対する広範囲な内偵を始めてきたことが確認された。警察庁特殊捜査課は15日、イ・ヨンゴン氏を国庫補助金横領疑惑で召還調査する方針だ。イ氏は現在、病院に入院中だ。警察はこの大学のパク・某(49)教授がレクリエーション資格証3万4000枚を売って得た収益金28億ウォン中の16億ウォンで個人商店、住宅を買った疑惑で捜査中だと14日 明らかにした。教育科学技術部も1月末に提起された嘆願を土台に3月7日から5日間、瑞逸大学に対する特別監査を行った。

これに対し大統領府民政首席室ユ・某行政官は3月末<ハンギョレ>との最初の通話で「(家に)行ったことはない」と否認していたが言葉を変えた。14日 通話でユ行政官は「設立者の家に訪ねて行ったことは事実だが、キム・ジェホン理事に落ち度があったかを確認しに行った」とし「‘謝りなさい’と話すことはなかった」と話した。警察庁特殊捜査課関係者は「諜報を通じて捜査に着手したもので、令夫人家族とイ・ヨンゴン氏の争いは初耳」と話した。

パク・スジン、イ・ムニョン、イ・ジェフン記者 jin21@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/473162.html 訳J.S