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"三星電子・電気で職業病…白血病・脳腫瘍など120人"

原文入力:2011-04-07午後10:23:34(1083字)
パンオルリム、労災認定 集団訴訟

ファン・チュンファ記者

←"三星に入ったことを後悔している" =三星電子器興工場でLCDモジュールとプリント基板のハンダ付けの仕事をし、脳腫瘍判定を受けたハン・ヘギョン(33)氏が7日午前、ソウル、瑞草洞のソウル中央地裁で開かれた‘三星電子職業病被害者第2次集団行政訴訟記者会見’で 「三星電子は被害者に謝らなければならない」と話している。キム・ミョンジン記者 littleprince@hani.co.kr

半導体労働者の健康と人権守り‘パンオルリム’が7日、勤労福祉公団の労働災害申請不承認に反発し行政訴訟を起こし記者会見を行い、三星電子・電気の従事者たちの職業病現況を公開した。

パンオルリムが提起した‘三星電子・電気 職業病情報提供現況’によれば、2007年11月から最近まで この団体に情報提供した120人の内、白血病などリンパ造血系癌が56人(46.6%)で最も多く、この内44%にあたる25人はすでに亡くなったと集計された。次いで脳腫瘍が8人(6%),再生不良性貧血(6人),乳癌(5人),皮膚癌(4人)等の順に多かった。

分野別職業病発病者では、三星電子が97人(80%)で大部分を占め、三星電気(11人)と三星SDI(8人)がその後に続いた。三星電子では半導体工場の発病率が61.7%(74人)で最も高かった。パンオルリム関係者は「携帯電話やLCD等は組立工程である反面、半導体の場合はチップを作る過程で有害ガスと有害物質に直接露出するために最も多くの被害者が出ているものと見られる」と説明した。

この日の会見で職業病被害者たちは三星の態度を批判した。1995年、三星電子器興工場生産職として入社し6年間にわたりプリント基板のハンダ付けをして脳腫瘍の診断を受けたハン・ヘギョン(33)氏は「三星が有害物質に対して知っているなら組立者なども有害物質がどれほど悪いのか知る権利がある」として「今は三星に入ったことを後悔している」と話した。

しかし三星側は「我々の集計では22人が発病し10人が亡くなり、5人は完治した」として「労働災害を認めないというのも勤労福祉公団であり、我々ではない」と話した。

ファン・チュンファ記者 sflower@hani

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/471946.html 訳J.S