原文入力:2011-04-07午後11:24:49(1458字)
"信じられない" … "恥ずかしいです"
チョン・ジンシク記者
電話機の向こう側に沈黙が流れた。瞬間 "申し訳ありません。" キム・ジンヒョン カイスト教授(電算学)は受話器をつかんだまま、こらえきれずに泣き始めた。「この状況で…教授として…本当に恥ずかしいです。1度や2度ならまだしも…。」 キム教授は学生たちの自殺が相次ぐや誰よりも不憫に思った人だ。
先月29日、チャン・某(25)氏の急報に続き わずか10日後に再び学生の自殺の便りが伝えられた大田のカイストの校庭には良くない雨が降る中で大きな衝撃に包まれた。自殺した学生4人の内 3人の同期生である10年度入学生たちはほとんど恐慌状態に陥ったようだ。ソン・某(10年度入学生)氏は 「周辺に苦しんでいる友人があまりにも多く、茫然となることが多い」として「今日亡くなった友人は水泳サークル活動もしていたし、部屋の中にこもるようなタイプの学生ではなかったと思う」と話した。
最近、差別授業料制と全面 英語講義など学士行政の問題点を批判した学生たちも話しながら喉をつまらせていた。去る4日から本館前でソ・ナムピョ総長の学校政策を批判する1人示威を繰り広げてきたイ・某(11年度入学生)氏は「話す言葉がないですね。みんな熱心にやっているのに…再びこうしたことが発生しないようにするしかないです」として重い声で話した。去る6日、校内に初めて壁新聞を貼りソ総長を強く批判したホ・某(産業デザイン学科09年度入学生)氏はこの日午前「前学期に私も成績未達で授業料の一部を払った。しかし成績であらゆる事を評価するのは良くない」と話した。
教授たちも沈痛な表情だった。キム・ドンス数理科学科教授(学科長)はこの日、記者会見で「パク君が休学する時、すべきことをたくさん助言したが、とても心が痛い」として涙まじりに話した。イ・スンソプ学生処長は先月29日、チャン氏の自殺の便りの後「この頃は夕方に電話が鳴っただけで胸が潰れそうだ。間もなく中間考査が終わるが、再びこのようなことが起きればどうすればよいか」として、この日の記者会見の間、ずっと顔をこわばらせていた。
インターネット掲示板とツイッターなどにも "信じられない。信じたくない" "故人の冥福を祈る" などの文があふれた。特に成績競争中心の大学文化を批判する文が多かった。"若い青春が花びらのように散っていく。競争ばかりを煽る社会の風潮を変えなければならないんだけど。" (ツイッターID@green_moon) "カイストに流れるこの雨水に深い哀悼を込めます。咲けなかった夢が大切にされますよう、安らかに、そして これ以上は起きないことを。" (@metrodove)
カイストはこの日、差別授業料制を秋学期から廃止すること以外に、一般系・専門系・科学高校別に履修科目を差別化し、物理・数学など5科目の1学年基礎必修科目数を減らすことも積極的に検討中だと明らかにした。8日に予定されたソ総長と学生たちの懇談会がカイストが不幸な‘犠牲の輪’を断ち、新たに出なおす契機になるかが注目される。 大田/チョン・ジンシク記者 seek16@hani.co.kr
原文: 訳J.S