原文入力:2011-04-01午後04:49:00(1836字)
‘新空港白紙化’会見で朴槿恵発言に対する立場を尋ねると
"公約守れず残念で申し訳ない" … "問責性人事はない" と表明
イ・チュンシン記者
←李明博大統領. ニューシス
李明博大統領が東南圏新空港白紙化決定と関連し、遺憾を表明し国民の理解と協調を要請した。イ大統領は1日、大統領府春秋館で特別記者会見を行い「東南圏新空港公約を守れなくなったことに対し非常に残念で申し訳ない」と話した。彼は「(大統領選挙時に)公約したことは事実だが、公約をした人が公約を全て執行することはできない」とし「執行するために妥当性を調査し綿密に技術的に検討をした結果、事業性がない」と話した。イ大統領は今回の決定が国家発展のための大局的な決断であり理解して欲しいと明らかにした。彼は「今後、全国土の地域発展を首都圏に比較して均衡をもって発展させることに全力を注ぐ」と約束した。この日の会見では新空港白紙化、独島問題、南北関係など敏感な政治的懸案に対する質問と返答が続いた。
イ大統領は離党要求に対し「離党という言葉はおそらく腹が立たれた方々がする言葉」とし「そういう言い方を避けながら私たちが互いに力を合わせて地域発展にまい進した方が良い」と話した。朴槿恵前ハンナラ党代表が新空港を継続推進するという意思を明らかにしたことについて<ハンギョレ>記者が大統領の立場を聞くとすぐに「あなた、ハンギョレ新聞(の記者)でしょ?」として「パク前代表との関係はあまりそんなふうに見る必要はなく、善意で見た方が良い」と答えた。続けて「この問題を持って大きく摩擦が生じた、衝突が生じた、そのような報道はハンギョレ新聞がしなくてもいい」と話した。イ大統領のこの発言は東南圏新空港白紙化発表でハンナラ党内の親イ(親李明博)系と親パク(親朴槿恵)系の分裂を早期に遮断しようとする意図と見える。
イ大統領は新空港白紙化と関連した問責性人事はないと明らかにした。彼は「(東南圏新空港関連)最終総合報告を受け私が決断をしたことなので、内閣や大統領府の問責性人事はない」と話した。続けて「必要なら人事を行うこともできるが、人事が頻繁に行われればグローバル時代に相当に競争力を落とすだろう」とし「必要ならいつでもするが、政治的に刷新するなどの理由であまり頻繁にするのは良くない」と話した。
イ大統領はこの日、日本の独島教科書検定問題をはじめ南北首脳会談などの色々な懸案に対する見解も明らかにした。日本、独島教科書検定問題と関連しては強硬な立場を明らかにした。イ大統領は「天地開闢が起きても独島は我々の領土」と明らかにし、日本の教科書問題と関連しては「日本が未来に出て行くために言葉と行動を一致させて欲しいという要求を(政府が)絶えずしている」と話した。
南北首脳会談に対しては「北韓の真正性が見えてこそ首脳会談に応じることができる」という既存の立場を維持した。イ大統領は「首脳会談は昨年からいつでもドアが開いていると考える」としつつも「政治的に計算しはしない」と明らかにした。続けて「韓半島の平和を守り、その次に互いに経済協力をしなければならない」と付け加えた。
南北問題に対する見解を明らかにする途中、大統領の品格にもとる発言も一部指摘された。イ大統領は「誤った南北関係を本来の立場に持って行った次に対話をしようということ」としつつ「誤った姿勢をそのまま維持していくのが良いのか? 会おうか? 会わなければもう一度打つ。これが何なのか、打つのが怖くて会うのか?」として激昂した声で話した。
最近の国防改革論議と関連し 「新武器を購入し我々が武装することも重要だが、精神武装をする国防改革もまた効率的に行わなければならない作戦」とし「国防部長官を中心に年内に(国防改革が)成功的に完成されるだろう」と明らかにした。
イ大統領はこの日の特別記者会見で事前原稿なしに3分ほど冒頭発言をした。以後、出入り記者7人から質問を受けて答える形式でなされ37分間にわたり進行された。
イ・チュンシン記者 cslee@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/470988.html 訳J.S