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大統領選挙公約 混乱残しただけで廃棄…MB‘信頼の危機’

原文入力:2011-03-27午後10:08:47(1489字)
釜山・慶南地域議員ら "地域住民 籠絡" 反発
政府、波紋の遮断に乗り出す…金海空港 拡張案 検討

ソン・ヨンチョル記者、ファン・ジュンボム記者

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‘東南圏新空港’白紙化 波紋

東南圏新空港建設が白紙化することで結論が出ると伝えられると慶南、密陽と釜山加徳島に分かれて誘致戦に飛び込んだ嶺南地域のハンナラ党議員らが緊急対策会議を開くことにするなど強力な反発を予告した。

密陽誘致運動を展開してきたユ・スンミン ハンナラ党大邱市党委員長は27日<ハンギョレ>との通話で「大邱・慶北市民たちの自尊心がかかっているだけに明日(28日)直ちに地域議員らと対応策を議論する」と話した。加徳島誘致に乗り出した釜山の議員たちも来る31日、釜山市長と共に非常対策会議を開く予定だ。ただし、釜山の議員たちの一部では白紙化に反発するより金海空港の拡張に重きを置き実利をとろうという妥協論も出てきている。

新空港白紙化が現実化する場合、李明博大統領は大きな政治的ダメージを負うものと見られる。与党の地域的基盤である嶺南圏の不満が積もりレイムダック加速化につながる可能性もなくはない。

政府が経済性がないという資料を提示し新空港白紙化を正当化されようとしているが地域住民たちはこれに頷かない‘信頼の危機’が迫るという展望も出ている。パク・ジョングン議員(大邱,達西甲)は 「用役評価報告書の客観性や公正性に疑問を提起する批判がたくさん出るだろう」と話した。チョ・ヘジン議員(慶南、密陽)も 「白紙化決定が政治的理由ではなく経済性のためだと受け入れる地域民はいないだろう」と話した。

長期的に来年の総選挙と大統領選挙にも悪影響を及ぼすだろうという危機意識も表出された。ユ・スンミン議員は「新空港白紙化に関する地域有権者らの審判が必ずあるだろう」としながら「来年の総選挙でむち打たれる覚悟を固めなければならない」と話した。 大邱のある再選議員は「これはすなわち与党が死の道に進むこと」としつつ「万一、来年の大統領選挙と総選挙で民主党が(大邱・慶北はあきらめて釜山票に集中するつもりで)加徳島に新空港建設を推進すると宣言すれば、ハンナラ党は対応できないだろう」と話した。チョ・ヘジン議員は「そうでなくても雰囲気が良くない票田の民心を浮揚するどころかさらに落とそうと言うのか」と話した。

大統領府とハンナラ党指導部は当惑しつつも波紋の拡散を抑えようという雰囲気だ。大統領府関係者たちは「政府の立場は法に定めた行政的手続きに基づき専門家たちが下した結論を尊重しなければならないということ」としながら「政府がこのような点を真正性を持って説得し正面突破するしかない」と話した。しかし、東南圏新空港建設が李明博大統領の大統領選挙公約であっただけに、国土部の発表後の状況によってイ大統領が直接国民の前に説明し理解を求めるなどの機会を持たなければならないという意見が提起されている。アン・ヒョンファン ハンナラ党スポークスマンも論評して「結果が出ればこれを政治的に解釈したり、または他意を持って地域民をごまかすことがあってはならない」と話した。 ソン・ヨンチョル、ファン・ジュンボム記者 sychee@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/470168.html 訳J.S