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江南‘愛の教会’あきれた新築工事

原文入力:2011-03-24午前08:23:45(1793字)
公共道路の地下に礼拝堂作るからと道路閉鎖
宗教施設に道路地下 初の利用許可
工事現場 横道165m消え住民たち 不便
瑞草区 "占用料払っている" 教会 "今月中に開通"

イム・ジソン記者、イ・ユジン記者

←去る22日ソウル、瑞草区 愛の教会新築現場で工事が進んでいる。工事現場の左側の赤線で表示された部分が瑞草区所有のチャムナリ小路だが、現在は閉鎖されて工事現場として使われている。イ・ユジン記者

 ソウル 江南中央部の公共道路の真下を掘り教会の礼拝堂を作る工事が進められている。工事現場は最高裁の向い側、ソウル地下鉄2号線瑞草駅3・4番出口横の広場‘愛の教会’がこちらに‘愛グローバル ミニストリーセンター’(SGMC)という新しい礼拝堂を作っている。

 昨年工事が始まり今年1月に入り工事現場西側の長さ165m、幅8mの公共道路が消えた。教会側が工事現場の左側にある‘チャムナリ道’を遮断し工事現場として使っているためだ。

 チャムナリ道の下には地下礼拝堂が作られる計画だ。来年末に完工予定のこのセンターには敷地面積6782㎡(2051坪)に建物2棟が建つ。各々地下8階~地上8階、地下8階~地上14階の規模だ。2つの建物を貫く地下にできる礼拝堂は全体敷地面積にチャムナリ道の地下面積1078㎡(326坪)を加えた規模で造成される。現在はチャムナリ道の地下の土砂を掘り起こすために道路上に覆工板を敷いている。この教会のある教会信者は「教会が確保した土地面積では礼拝堂が4500席規模にしかならず6000席規模に合わせるため道路下まで掘り下げていると聞いた」と伝えた。イ・ヘフン ハンナラ党議員とキム・ドクリョン大統領特別補佐官がこの教会の信者であり、教会建築委員会には現職監査院高位公務員と前産業銀行総裁などが参加している。

 公共道路の地下を宗教施設が利用することを許可したケースは今回が初めてだ。この工事は瑞草区庁の建築審議などを通過し昨年6月17日に建築許可を受けた。瑞草区庁道路管理課関係者は「国土海洋部などの指導を受け許可を出した」としながら「教会が1年分の道路占用料として1億4000万ウォンを払っている」と話した。国土部関係者も「地下を教会として利用したケースはこれまでなかったが、道路法施行令28条5項に‘地下商店街・地下室・通路・陸橋、その他に類似の施設に道路占用許可を出すことができる’と明示されており、これを根拠に許可をした」と説明した。だが、ある大型ローファームの不動産専門弁護士は「特定宗教団体の便宜のために公共道路の地下空間を排他的で半永久的に利用できるよう許可を出したことは公共の利益のために公共道路を使わなければならないという道路法の趣旨に反する」と指摘した。

 道路が閉鎖されて不便を被る人々もいる。近隣の瑞草高校2年ユ・某(17)さんは「登下校の時、いつも利用していた道だったのに閉められてしまい不便だ」として「迂回して行く歩道にも工事現場への進入路がありトラックが通り混んでいて不便だ」と話した。周辺のある住民も「道路の下に礼拝堂を作っているとは知らなかったがあきれてしまう」と話した。これと関連して教会建築委員会関係者は「3月中に覆工板作業が終われば道路を再び開通させる予定」と話した。

 愛の教会は2009年6月、この場所を大林産業から1175億ウォンで買いとった。初めは道の向かい側の最高裁に高さを合わせ地上13階で設計したが、最近14階に高さを変更した。

 愛の教会はこの場所に教会を作ることになった理由について、ホームページに以下の通り説明した。"往復8車線と6車線の大通りの交差点であり、地下鉄の駅と接している都心を買いとることに多少躊躇したが、この地に神の福音が入り100年を越えた時期に 韓国教会が私たちの社会により強く幅広い影響力を与えなければならないという使命感から買いとることにした。" イ・ユジン、イム・ジソン記者 yjlee@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/469577.html 訳J.S