原文入力:2009-02-16午後08:17:25
違法 ‘北韓紙幣ビラ’ 半月近く放置
散布再開されて一歩遅れて“司法処理”意向
ソン・ウォンジェ記者キム・ジョンス記者
←拉北者家族会,自由北韓運動連合の会員たちが16日午前、京畿,坡州市,臨津閣の自由の橋の上で北韓の5000ウォン券紙幣30枚と対北ビラ2万枚をぶら下げた大型風船を北側の空に向かって浮上させている。 坡州/キム・ジョンス記者jongsoo@hani.co.kr
対北ビラ散布活動を繰り広げた拉北者家族会と自由北韓運動連合は16日、キム・ジョンイル北韓国防委員長の誕生日を迎えビラ散布を再開した。彼らは特に政府承認なしに持ちこんだ北韓の5000ウォン券紙幣をビラに同封した。
二団体の会員10人余りはこの日午前、京畿道坡州市臨津閣自由の橋で北韓の5千ウォン券紙幣30枚と対北ビラ2万枚を大型風船2ヶに載せ北韓に飛ばして送った。彼らは当初、北韓紙幣420枚(わが国の80万ウォン相当)とビラ10万枚を浮かして送る予定だったが、風の方向が合わず計画を修正した。パク・サンハク自由北韓運動連合代表は「北韓がキム・ジョンイル誕生日に住民たちに贈り物をくれたことが思い出され、お金を共に散布する計画を用意した」として「風の方向が変われば飛ばせなかったお金とビラを全部飛ばす」と話した。
これに対してキム・ホニョン統一部スポークスマンはこの日ブリーフィングで「北韓通貨を無断搬入し散布する場合、関連措置が避けられない」として警察捜査など司法処理の意向を明らかにした。しかし、これは二団体が去る2日北韓の現金を無断搬入し公開してから半月近く事実上放置しておいて遅れて‘法的措置’を表明したことであり‘政府が反北保守層の顔色を見ているのではないか’という指摘が出ている。
現行南北交流協力法は承認なしに北朝鮮の通貨を搬入した場合、散布とは関係なく3年以下の懲役や1千万ウォン以下の罰金に処することができるように規定している。チェ・ソンニョン拉北者家族会代表は「私たちは北にいる家族たちにお金を送るということであり法的に問題になる理由がない」として「警察調査にも応じるだろう」と明らかにした。
ソン・ウォンジェ記者wonje@hani.co.kr