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ソウル大も‘入学査定官制’違反…支援金 還収

https://www.hani.co.kr/arti/society/schooling/467510.html

原文入力:2011-03-10午後09:26:58(1125字)
高麗大、特別目的高校生に有利な選考維持
光州科学技術大・カトリック大・KISTも回収

イ・ユジン記者

ソウル大・高麗大など全国5ヶ有名大学が昨年の入学査定官制選考を水増しして国庫補助金を受け取ったり規定に違反していたことが確認され、教育科学技術部がこれら大学から2000万~2億3500万ウォンの国庫支援金を各々回収することを決めた。入学査定官制をきちんと運営しなかった大学に対し国庫支援金回収決定が下されたことは今回が初めてだ。

教育科学技術部は2010年入学査定官制支援事業選定大学60ヶ所の選考に対し共通基準遵守可否、選考内容遵守可否などを点検した結果、ソウル大と高麗大、光州科学技術大、カトリック大、カイストが関連規定に違反し学生を選考していたことが明らかになったと10日 明らかにした。

韓国大学教育協議会(大教協)入学査定官制事業管理審議委員会が審議した内容によれば、高麗大は世界先導人材選考で公認外国語成績と校外競技試験大会での受賞実績を提出しろと広告し大教協の指摘を受けた。だが、高麗大はこれを選択事項として水準を低くしただけで外国語高校など特殊目的高校生たちに有利な選考を除くようにした共通基準に違反した。また、学生たちの潜在力を評価する入学査定官制の趣旨と反する論述成績100%だけで学生718人を選抜していた。

教科部は高麗大の違反強度が重いとみて国庫支援金11億6700万ウォンの20%に該当する2億3500万ウォンを回収することにした。

光州科学技術大も英語講義の理解度を評価するとして公認外国語成績を義務的に要求し是正勧告を受けたが従わず、国庫支援金の20%(2800万ウォン)回収処分が下された。

ソウル大は公認外国語成績の提出を許容し、芸・体・能選考で受賞実績を要求し共通基準に違反し、カトリック大とカイストは公認外国語成績の提出を許容していたことが分かった。ソウル大・カトリック大・カイストに対しては国庫支援金の3%回収決定が下され、大学別回収金額はソウル大が6600万ウォン、カトリック大とカイストは2500万ウォンだった。

教科部関係者は「高麗大とソウル大の場合、二重に規定に違反したが二件を同時に適用する場合には処分があまりに苛酷だという意見があり重い違反事項一件のみ制裁することに決定された」と明らかにした。

イ・ユジン記者 frog@hani.co.kr

原文: 訳J.S