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大統領府 ‘広報指針’ もみ消し

原文入力:2009-02-16午後09:24:03
対応すると ‘尻尾捕えられるかも’ 持ちこたえ
イ大統領 信頼性喪失 不可避

クォン・テホ記者キム・ジンス記者パク・ジョンシク記者

←民生民主国民会議所属団体会員たちが16日午前、ソウル,汝矣島の国会前で‘龍山惨事と大統領府世論操作事件に対する国政調査実施’を要求するスローガンを叫んでいる。 キム・ジンス記者jsk@hani.co.kr

‘連続殺人事件広報指針’事件と関連した大統領府の‘持ちこたえ式無対応’が度を越しているという指摘が出ている。
大統領府は16日にもこの事件に対する何の解明もしなかった。自らの真相調査を行ったと判明した民政首席室はもちろん、事件の震源地である広報企画官室はこの間一度も公式解明をしていない。イ・ドングァン スポークスマンは去る12日のブリーフィングを最後に最初から定例ブリーフィングに姿を表わさない。

大統領府がこのように‘もみ消し’と‘持ちこたえ’で一貫する理由は何か。まず、大統領府は‘不利ならば無条件に避けるのが上策’と考えているようだ。大統領府民政首席室は去る4日、キム・ユジョン民主党議員が警察庁に確認要請をした後、三回程度イ・ソンホ行政官を調査したと伝えられている。大統領府は公式的には‘イ行政官個人の問題’と結論を下したが、実際調査内容が何かはベールに包まれている。ややもすると調査内容を発表しその過程で‘尻尾’が捕えられる可能性もあると大統領府は憂慮しているようだ。

イ・ドングァン スポークスマンが数日間公式ブリーフィング席に現れないのも同じ脈絡で理解される。取材陣と事件について問答をすれば弱点があらわれる可能性が高い。また予期しなかった新しい争点がふくらんで、論議が広がることもあるうる。こぶを離そうとしたがむしろこぶを付ける状況がきかねないということだ。大統領府はそのような危険を甘受するよりは批判があふれても最初から避けていようという式に戦略を定めたようだ。

←新警察庁長官に内定したカン・ヒラク海洋警察庁長官(治安総監)が16日午後、ソウル,西大門区,渼芹洞の警察庁で開かれた人事委員会に参加しようと庁舎内に入っている。 パク・ジョンシク記者anaki@hani.co.kr

 

大統領府が説明のタイミングをのがしたために、今は‘戻りたくても戻れない’状況という観測も出ている。大統領府関係者は「落ち着いて真相を明らかにする初期タイミングをのがした」として「今から解明しようとすれば、この間なぜ解明をしなかったかということまで解明しなければならない状況」と話した。大統領府としては懸案の性格上、今回の事件の火が長引かないと判断していると見られる。当事者のイ・ソンホ行政官が辞表を出したのも大統領府としては負担から逃れた側面がある。「これぐらいならば良いのではないか」という気流が大統領府の中には流れている。これに伴い大統領府は箝口で一貫してハンナラ党は民主党の攻撃を‘政治攻勢’だと追い詰めて状況突破を試みるものと見られる。

しかし大統領府のこういう幼稚な対応方式は、国民に‘正直でない大統領府’という印象を強く植え付けている。長く見れば得より損失が多く見えるのにも関わらず大統領府は相変らず‘無対応の対応’で一貫している。

クォン・テホ記者ho@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/politics/bluehouse/339156.html

原文: 訳J.S