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"監査院、4大河川技術サービス‘賛成企業等’に任せた

原文入力:2011-03-07午後08:17:20(1488字)
キム・ジンエ議員 "諮問委員9人中8人も支持指向"
"国土部 異議申し出手続きに違反し受け入れのろま発表"

イユ・チュヒョン記者

←チョン・ジョンファン国土海洋部長官(左側から)とシム・ミョンピル4大河川推進本部長が7日午前、国会国土海洋委で政府の慶尚南道4大河川事業権回収と関連した与野党の議員らの攻防が続く間、深刻な表情をしいている。 キム・ギョンホ記者 jijae@hani.co.kr

監査院が昨年 4大河川事業監査を始め、国土海洋部から異議申し出が入るや監査院手続きに違反しこれを受け入れたという主張が提起された。また、国土部が事業の正当性を立証するために任せた技術サービスの諮問委員の大部分が4大河川事業に賛成する学会・機関の所属であり公正性論難も起きている。

キム・ジンエ民主党議員は7日、国会で記者会見を行い「監査院は監査を進行する渦中で、国土海洋部の異議申し出を受け入れ技術用役を実施するようにしたが、これは監査院法・監査マニュアルにもそぐわない非正常的で前例のないこと」と話した。監査院は2009年12月、4大河川事業の下調べを行った後 翌年3月にウン・ジンス主審監査委員にこれを配分し、続いて6月に監査結果報告書が主審委員室に受け取られた。監査院は3ヶ月後の9月、国土海洋部が異議を提起するやこれを受け入れ発表を遅らせた。監査院は以後、昨年12月~今年1月 国土部から技術サービス報告書を提出させた後の去る1月27日に「大部分事業が無理なしに進行している」という内容の監査結果を発表した。監査院法は監査院監査結果処分に対し該当部署長官が不当だと認める場合、1ヶ月以内に再審議を請求することができるようになっており、<特定監査マニュアル>は監査運営期間を下調べ着手日から監査結果施行日まで120日以内と定めている。だが、4大河川監査は国土部技術サービスなどを実施するために何と14ヶ月もかかった。キム・ジンエ議員は「さらに監査発表を遅延させたウン・ジンス監査委員は2007年大統領選挙選挙戦の時、当時 李明博候補に浴びせられた‘BBK疑惑’の法律的防御を引き受けた人物で 中立性問題がある」と話した。

国土部が実施した技術サービスも‘好き勝手に発注’という批判が出てきた。国土部が用役を任せたD社・S社は2009年4大河川マスタープランTFに参加した業者であり、用役に参加した諮問委員9人中6人は‘親4大河川事業’指向の韓国水資源学会所属で 2人は国土部傘下機関の水資源公社・道路公社所属の研究員だ。韓国水資源学会は現在 シム・ミョンピル4大河川推進本部長が会長を引き受ける団体であり、4大河川事業に賛成する専門家たちを布陣している。キム・ジンエ議員は「監査院・国土部は昨年 国会で技術サービスを実施しながら用役結果が出る時まで該当部分の工事を暫定中断し結果により工事を再開すると明らかにしたが、咸安堰などの用役候補地でも浚渫は続けられていただけでなく、むしろ工程率が目標値を上回った」と話した。監査院は「4大河川監査は決まった手続きによりなされた」とし、こういう疑惑を否認した。 監査院は別途の解明資料も出さないことにした。

イユ・チュヒョン記者 edigna@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/466858.html 訳J.S