原文入力:2011-03-07午前09:03:21(1351字)
検察、ハン・サンリュル-アン・ウォング対面審問 検討
キム・テギュ記者
←李明博大統領の義理の兄弟であるキム・ジェソン氏と長兄イ・サンウン氏が共同所有したソウル、道谷洞の土地に建てられた17階アパート(中央)。シン・ソヨン記者 viator@hani.co.kr
ハン・サンリュル(58)前国税庁長のロビー疑惑を捜査中のソウル中央地検特捜2部(部長 チェ・ユンス)は「道谷洞土地の所有主は李明博大統領という文書があった」と主張してきたアン・ウォング(51・収監中)前ソウル地方国税庁税源管理局長を去る4日に呼び調査を行った。アン前局長は検察で既存の主張を繰り返し確認し、検察はハン前庁長とアン前局長間の対面審問を検討中であると6日知らされた。
アン前局長は参考人資格で13時間にわたり進行された検察調査で、ハン前庁長と関連した2年前の主張を大部分維持したが、一部内容については「伝え聞いたことだ。詳しくは知らない」と述べたと分かった。検察はハン前庁長とアン前局長の陳述を綿密に対照・検討した後、対面審問を行う方針だ。検察はまた‘絵画ロビー’と関連してハン前庁長から<鶴洞村>を渡されたチョン・グンピョ(57)前国税庁長を被告発人身分でまもなく召還する計画だ。
一方、ハン前庁長が酒類輸入業者の輸入免許再発給に力を尽くした疑惑があるというマスコミの報道に対し、裁判所が「そうと信じるに足る相当な理由がある」と判断した事実が確認された。検察が現在内偵を始めている懸案である、今後の捜査結果が注目される部分だ。
ソウル中央地裁民事合議25部(裁判長 チョ・ウォンチョル)は、該当酒類輸入業者が‘根拠ない報道で名誉が毀損された’とし週刊誌<日曜ソウル>を相手に出した損害賠償請求訴訟で昨年末、原告敗訴判決した。<日曜ソウル>は昨年3月、不法行為が摘発され輸入免許を取り消された輸入業者が2008年2月に免許が再発給されたが、この過程でハン前庁長と政界の実力者の影響力が作用したという趣旨で報道した。
裁判所は裁判過程で国税庁に免許取り消し後 6ヶ月程度の短期間に免許が再発給された前例があるかどうかを知らせてくれという‘事実照会’を要請したが、中部地方国税庁は‘前例と関係なく法令により酒類輸入業免許を付与するということ’という返事出しただけだった。裁判所は「申請5日後に酒類輸入業免許の再発給を受けたことと、(関連疑惑に国税庁側が)事実上回答を回避している点などを見れば関連ロビーがあったと見るに足る相当な理由がある」と判断した。これに対して酒類輸入業者の広報担当者は「‘5日後に免許再取得’という主張は1次書類提出後の検討期間を考慮せず2次書類提出日を基準として解釈したもので、ハン前庁長を相手にしたロビーも全く事実無根」とし「控訴審で真実が明らかになるだろう」と話した。
キム・テギュ記者 dokbul@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/466714.html 訳J.S