原文入力:2011-02-25午前09:29:12(1477字)
作家死亡・音大暴行 論難の中
学校の無関心・未来への不安 吐露
イ・スンジュン記者、キム・ミョンジン記者
←芸術系列の大学生たちが24日午後、ソウル、城北区、石串洞の韓国芸術総合学校映像院で‘第2期芸術系列大学生連合’と‘哲学する芸術家フォーラム’主管で開いた‘芸術を夢見られる社会、夢を実現できる大学のために’という主題の討論会に先立ち、故チェ・コウン氏を追慕する黙祷をしている。
キム・ミョンジン記者
‘夢の実現が可能な世の中は…’芸術系大学生たち討論
"私たちに‘卒業したら何をしますか?’という質問は禁句です。それが現実です。"
シナリオ作家チェ・コウン氏の無念な死とキム・イネ ソウル大音大教授の弟子暴行および礼金強要・授受疑惑など芸術界を巡る社会的論難が続く中で、芸術系大学で学ぶ大学生たちが不確かな未来と矛盾だらけの現実を吐露する場が用意された。
‘2期芸術系列大学生連合’と‘哲学する芸術家フォーラム’が24日、韓国芸術総合大のソウル、石串洞キャンパス映像院講義室で開かれた‘芸術を夢見られる社会、夢を実現できる大学のために’討論会で、学生たちは「今の状況をこれ以上 個人の問題とせずに公論化させ改善方向を準備しなければならない」と口をそろえた。
故チェ・コウン氏を追慕する黙祷で始まった討論会で、学生たちは1年に1000万ウォンを超す授業料と学校の無関心、不透明な未来に対して激情的な意見を吐き出した。
キム・ヒョンギョン梨花女子大造形芸術大学生会長(陶芸4)は「造形芸術の場合、卒業作品を作る際に200万~300万ウォンのお金を払わなければならない」とし「材料費を用意するためにアルバイトしなければならず、金がなければ作品を作れないのが実情」と話した。彼女は「1年に1000万ウォンを超える授業料を払っているのに冷暖房のない空間で作業をし、作品を保管する場所もなく、捨てなければならない時は自分ですることに対し恥ずかしい」と明らかにした。
イ・ジェウィ中央大芸術大学生会長(映画学3)も「故人負担で何百万ウォンをかけて演技者やスタッフの顔色を見ながら食事代の心配をして、やっとの思いで短編映画を撮れば、すぐに来学期に払わなければならない500万ウォン余りの授業料が目の前にちらつく状況は私だけの体験ではないはず」とし「ここまでして映画をやるべきか深刻に悩むことが多かった」と打ち明けた。チョ・ソヨン淑明女子大音楽大学学生会長(ピアノ4)は「キム・イネ教授事件は音楽界全般で堂々と起きていること」としながら「こういう困難を突き抜け学校を卒業しても、大部分の音大生たちは卒業と同時に社会の底辺に落ちざるを得ないのが現実」と明らかにした。
学生たちは故チェ・コウン氏の死に対する一時的な関心を越え、こういう問題が社会的に公論化されなければならないと強調した。この日の討論会の司会を担当したソン・サンフン芸術系列大学生連合執行委員(中央大 映画学4)は「故チェ・コウン氏の死は、多くの芸術系学生たちにとって切実な事件であり、今日の席がこのような問題を変えていく第一歩になるだろう」と話した。
イ・スンジュン記者 gamja@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/465223.html 訳J.S