原文入力:2011-02-24午後09:05:15(1403字)
イ・サンドクに‘再任ロビー’等 各種疑惑
検察捜査結果により政界‘トルネード’
民主 "捜査が微弱なら特検を検討" 圧迫
アン・チャンヒョン記者、ソン・ホジン記者
←ハン・サンリュル前国税庁長 関連疑惑
ハンナラ党のある高位党役員は「(ハン前庁長が)口を開けば事が大きくなる。政界の実力者某氏に直行する」とし、彼の帰国事実に驚きを示した。ハン前庁長は2008年、イ・サンドク議員の側近、李明博大統領の相婿などとゴルフをし‘再任ロビー’をしたという疑惑を買っている。政界では盧武鉉政権の時に国税庁長に任命されたハン前庁長が再任のために‘お兄さんライン’にコネを作り、ロビー疑惑に火がつくと与党の実力者側が彼の外国逃避を保護したという説が絶えなかった。
ハン前庁長は去る大統領選挙当時の核心争点だった道谷洞土地の実所有主論議の秘密も知っている人物に挙げられる。拘束されたアン・ウォング前国税庁局長はポスコ建設に対する税務調査過程で道谷洞土地がイ大統領の所有とされている伝票を見たと述べた経緯があるが、ハン前庁長はこの陳述が事実か否かを確認できる情報を持っている人物として議論されている。ハン前庁長は国税庁が保有していた李明博大統領関連BBK資料を持って与党の実力者側と取り引きを試みたという話も出回った。
ハン前庁長は盧武鉉前大統領を死に追いやった泰光実業税務調査を直接指示し、税務調査結果をイ大統領に直報告した人物だ。民主党はハン前庁長が意図的に泰光実業に対する特別税務調査を指示したとし職権乱用などの疑惑で検察告発までした状態だ。結局、問題はハン前庁長の‘口’だ。捜査結果により与党主流である親イ系内部はもちろん、政界全体にトルネードが襲う可能性もある。イ・サンドク議員と反対側にいるハンナラ党少壮派のある議員は「検察の捜査態度により結果が違って出てくるだろう」としつつ「検察内部でも‘現政権を庇いすぎだ’という声があるだけに一旦、検察捜査を見守る」と話した。
民主党も検察を圧迫した。パク・チウォン院内代表はこの日<ハンギョレ>との通話で「(政府の保護の下)外国逃避したハン前庁長がこの時点で帰国したことは‘パク・ヨンチャ事件’が事実上終息したためと見える」として「検察はすべての疑惑を徹底的に捜査しなければならない」と話した。パク院内代表が最近、国会交渉団体代表演説で‘イ・サンドク議員政界退陣’を要求したのもハン前庁長の帰国気流を事前に認知しあらかじめイ・サンドク議員に警告を送ろうとしたものと伝えられた。イ・チュンソク民主党スポークスマンは「検察捜査が生ぬるければハン・サンリュル特検も検討してみる」と話した。
だが、今回の事件を‘消えた火種’と見る視角も侮れない。ハンナラ党のある議員は 「口蹄疫と中東事態など国内外が騒々しい時に突然帰国したのは検察と事前に‘調整’されている可能性が強い」として「大型事件に発展する可能性はないように見える」とした。
アン・チャンヒョン、ソン・ホジン記者 blue@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/465243.html 訳J.S