原文入力:2011-02-24午前08:22:36(1225字)
ソウル・江原(カンウォン)教育庁、平教員候補任用推薦拒否に反発
イ・ジェフン記者
教育科学技術部が23日、内部型校長公募を通して平教員が校長任用候補者に選ばれたソウル永林(ヨンニム)中学校と江原道(カンウォンド)春川市(チュンチョンシ)湖盤(ホバン)初等学校の校長任用推薦を拒否するや、該当候補者を選定した教育庁が強く反発して出た。 この二人の候補者は全国教職員労働組合出身だ。
教科部はこの日「永林中が第1次審査で書類審査、学校経営計画説明会、深層面接などを総合的に審査するようにした教科部と市教育庁の指針を守らず、書類審査だけで志願者14人のうち5人を脱落させたため」と拒否理由を明らかにした。 教科部はまた「外部審査委員の事前研修を実施せず、外部委員のうち父母委員3人が参加しない状態で書類審査を進行し市教育庁指針に違反したのに、市教育庁調査では違反事項をきちんと確認しなかった」と付け加えた。 これに対してソウル市教育庁は「公正さを傷つけるほどの欠点がなかったにも拘らず教科部が任用推薦を拒否したことに対して深刻な遺憾を表明する」という立場を明らかにした。永林中を調査した市教育庁関係者は「教科部が公募手続き全体の合目的性と関連性が非常に少ない部分を取り上げて難癖を付けている」として「第1次審査で5人を脱落させたのは、志願者が多く最終審査候補者の3倍数の9人に減らすことを学校運営委員会で合意したためだった」と話した。 この関係者は「審査委員の事前研修は実施したことが確認されており、父母委員の不参加は初めから内部型校長公募制実施に反対していたある父母の嫌がらせから生じた状況だった」と付け加えた。
教科部は江原道の湖盤初等学校に対しては「学校運営委員会が主管した第1次審査で一部の審査委員が特定の審査対象者の審査評を空欄にし評定項目を0点処理してから単純合算し、その結果を土台に1人だけを適格者として審議・推薦し3倍数を推薦するようにとの教科部と道教育庁の指針に違反した」と明らかにした。
江原道教育庁はこの日声明を出し、「3倍数推薦の指針が守られるように何回も行政指示をした」として「誤りを正した点は見ずに第1次審査委員会の非公正性だけを問題視して教科部が任用推薦を拒否したのは、意図的に難癖を付けているのでないかと思う」と主張した。 一方、永林中と湖盤初等学校の校長任用候補者であったパク・スチャン、イ・ビョンドク教師は近い将来 教科部の今回の決定の取り消しを求める行政訴訟を起こす方針だと明らかにした。
イ・ジェフン記者、春川/チョン・インファン記者 nang@hani.co.kr
原文: 訳A.K