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‘信じられない’ウォン・セフン

原文入力:2011-02-23午後08:43:37(1265字)
対北韓情報 たびたび間違い、保安概念なしに機密ポロポロ
"行政公務員 出身の弱点…情報価値 誤判 しばしば"

シン・スングン記者、イユ・チュヒョン記者

←ウォン・セフン国家情報院長.

インドネシア特使団宿所侵入事件で‘興信所’水準の情報活動能力を現した国家情報院を叱責する声が高い。政界では情報関連の専門性が脆弱なウォン・セフン(写真)国家情報院長就任以後に固定化された構造的問題でないかという指摘が出ている。

国家情報院の情報無能事例は多い。ハンナラ党のある情報委員は「昨年ハン・サンニョル牧師の北韓訪問事件の時、国家情報院の低級な情報水準が分かった」 と話した。当時、この議員が事実確認を要請するや国家情報院は「ハン牧師がインドを経て中国に入国し、北京空港から北韓を訪問した」と報告した。 だが、ハン牧師はインドには立ち寄ったこともなく、中国、瀋陽を経て北韓を訪問したことが後日 確認された。

民主党のある情報委員は「国家情報院は金正日の健康問題、核実験展望、労働者党大会延期のような核心問題に対する情報も不正確だ」とし「それがさらに深刻な問題」と話した。実際にウォン・セフン院長は昨年9月13日、国会情報委に出席し当時 最大関心事であった北韓労働党代表者会の開催時期と関連して「今週中に大会が開かれると予測される」と公言したが、党代表者会は9月28日に開かれた。

訪韓したフランク ラルィ国連 意思表現の自由特別報告官一行の動向を撮影した国家情報院所有車両のナンバープレートが写真に撮られ国際的な恥をかき、リビア駐在外交官として活動していた国家情報院職員が現地の言語をよく分からずに、文書で情報を収集し首根っこをつかまれたことは広く知られた事例だ。

ウォン院長と国家情報院幹部らが保安観念なしに機密情報をポロポロと解きほぐす場合も少なくないという。ハンナラ党の別の情報委員は「情報委で国家情報院の報告は概して言論に全て報道された低級な水準だが、時々 国家情報院幹部らが国家情報院の保有する機密装備現況など国家機密を不用意に話す姿を見て驚かされる」と話した。民主党のある情報委員も「ウォン院長が情報を扱ったことがないというコンプレックスのために、内容の無い質問にも機密情報をとても簡単に話すケースが多い」と話した。

与党のある情報委員は「情報専門家でなくソウル市行政公務員出身のウォン院長が情報の価値を誤認するために、こうしたことが反復されている」と診断した。民主党ある情報委員も「李明博大統領の核心側近であるウォン院長が情報機関の国家情報院の組織文化をよくわからずに発生する問題が少なくないようだ」と批判した。

シン・スングン、イユ・チュヒョン記者 skshin@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/464917.html 訳J.S