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‘興信所’に転落した国家情報院…責任論 沸騰

https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/464551.html

原文入力:2011-02-22午前08:23:19(1387字)
与野党ともに "深刻な懸案…国家情報院長が責任を負うべき"
インドネシア、事実関係確認 要請…外交問題に飛び火の兆し

シン・スングン記者、イユ・チュヒョン記者

インドネシア特使団の宿所に国家情報院職員が忍び入ったという疑惑と関連して、与党など政界でウォン・セフン国家情報院長更迭論が出てくるなど波紋が大きくなっている。また、インドネシア側が政府に事実確認を公式要請して出て、場合によっては外交的事件に広がる可能性もある。 ▲関連記事3面

ハンナラ党のある核心党役員は21日「現在までに言論に報道された事実だけでもウォン・セフン国家情報院長が責任を負わなければならない深刻な問題」とし「調査結果によってはウォン院長が去就を表明しなければならないこともある」と話した。他の核心党役員も「バカなやつら」としながら「事実ならば私たちが話さなくとも野党で(院長辞退を)要求するのではないか」と話した。 ハンナラ党嶺南圏のある再選議員は「この程度の懸案ならば国家情報院長をアウト(更迭)しなければならない」と話した。

チョン・ヒョンヒ民主党院内スポークスマンはブリーフィングで「世界各国の情報戦争がますます激しくなっているが、このように初歩的な失敗を犯す情報機関は世界のどこにもいないだろう」とし「李明博政府の無能な情報戦による国の品格損傷と国家的恥さらしに対し国家情報院長の罷免など責任ある措置が必要だ」と話した。

情報当局のある関係者は「情報機関が秘密裏に情報収集活動をすることはありうるが、今回の事件は事前準備、実行、事後処理などすべての過程で全て誤ったものだ」として「時間が経つほど大統領にとって負担になるので国家情報院長が政治的な責任を負い早く退くのが良い」と話した。

政界は今回の事件の真相を糾明するために早ければ来週にも国会情報委員会招集を推進している。情報委民主党幹事のチェ・ジェソン議員はこの日、国会で記者会見を行い「最近、国家情報院が内谷洞興信所に転落した事件」としつつ「納得しがたく許し難い国家情報院の失敗を明確に糾明し対策をたてなければならない」と話した。

これに対しクォン・ヨンセ情報委員長は「与野党攻防とは別個に、我が国の情報当局はもちろんインドネシア政府も事件の転末を公開することを避ける可能性が高い」としつつも「少なくとも今回の臨時国会で情報委を招集し他の懸案と共にこの問題も議論せざるを得ないだろう」と話した。クォン委員長は「早ければ来週にも情報委を招集する計画」と話した。

チョ・ビョンジェ外交通商部スポークスマンはこの日、定例ブリーフィングで「今日午前、ニコラス タンディ ダメン駐韓インドネシア大使が外交通商部を訪問し、パク・ヘユン南アジア太平洋局長に会った」とし「インドネシア側では正確な事実関係を確認して欲しいと我が方に要請し、我が方も確認され次第インドネシア側に知らせることにした」と明らかにした。

シン・スングン、イユ・チュヒョン記者 skshin@hani.co.kr

原文: 訳J.S