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「署長の卑劣な言葉で食堂おばあさん首つり」自殺デマ 一波万波

mailto:sun21@hani.co.kr

原文入力:2011-02-11午後07:44:43(824字)
ツイッターで広く拡散した後に「偽り」と判明

イム・ジソン記者

11日午前11時頃、ソウル江南警察署で広報業務を担当するペク・テヒョン警部の電話が鳴った。「江南警察署構内食堂で仕事をするおばあさんが、署長の卑劣な言葉を聞いて自殺したとのことですが、本当ですか?」警察署出入り記者からの電話であった。正午まで同じ質問の電話が鳴り響いた。正午に事実確認を終えた彼が記者に告げた。「事実無根です」。

流言の根源地はソーシャルネットワークサービス(SNS)のツイッターであった。この日午前、ある報道機関の記者が、自身のツイッターに「江南警察署で食事の世話をするおばあさん一人が、署長の激しい声を聞いて自殺したという話がありますね。事実確認が必要そうに思います」という内容のつぶやきを、自身のツイッターに上げた。これを、あるパワーツイッターが、「江南署出入り記者様 確認要請」という話と共にリツイート(ツイッターに誰かがあげたつぶやきを再転送すること)して、このつぶやきは急速に拡散した。

確認の結果、これは8日、京畿道城南市盆唐区野塔地区隊で、職員に食事の世話をしていた55才の女性が自ら命を絶とうとした事件が、誤って伝わり広がったことだった。ツイッターに初めてつぶやきを載せた記者は、この日正午過ぎに「確認の結果、場所が違うそうですね。お手数ですが削除をお願いします 。申し訳ありません」とのつぶやきを自分のツイッターに上げた。しかし、すでに広く拡散してしまったつぶやきを全て削除させるには力不足だった。
イム・ジソン記者
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/463021.html 訳M.S