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京畿道 事実確認もせずに‘解明資料’

https://www.hani.co.kr/arti/society/area/463077.html

原文入力:2011-02-11午後08:36:02(1147字)
"ハンギョレ写真、埋没現場のものではない" 主張
"波紋拡散を遮断しようと性急な措置" 指摘

ホン・ヨンドク記者、キム・ギソン記者

口蹄疫が沈静の兆しを見られない中で、11日<ハンギョレ>が京畿道内のある口蹄疫発生農場で埋却しないまま山に捨てられた子豚の実態を単独報道するなり、京畿道は超非常体制になった。京畿道はこの日午前、チェ・ホンチョル行政1副知事主宰で衝撃の中で緊急対策会議を開き、山に放置された子豚の除去作業に出た。京畿道は<ハンギョレ>報道写真を分析し地方道329号線が通る利川・安城市の2ヶ地域に京畿道公務員100人余りと該当市の公務員100人余りなどを投じ子豚放置農場などの追跡に出た。

報道機関らの確認要求が激しく京畿道はこの日午前‘ハンギョレ写真、口蹄疫埋却地現場写真ではない’という解明資料を急いで出した。チェ・ウヨン京畿道スポークスマンは「<ハンギョレ>の子豚写真が埋却地周辺という印象を与え、また糞尿の上に捨てられた豚が口蹄疫に関連している印象を与えかねない誤解があるので解明したこと」と話した。続いて「行政力浪費が憂慮されるので<ハンギョレ>が問題の該当農場を明らかにしてくれ」と要求した。これに対して京畿道が最終事実を確認する前に報道内容を否認して出たことは‘波紋拡散を遮断しようとする性急解明’という指摘が提起されている。

一線自治団体らも終日忙しかった。キム・チャンギュ利川市副市長は「口蹄疫で死んだり感染した豚はひとまず農場外に出しておきビニールで覆った後、確定診断されれば我々は中にいる他の豚と共に埋却手続きを踏んでいる」とし 「恐らくそのような過程でビニールで覆っておいた豚の死体がそのまま露出したようだ」と推定した。

利川市はこの日、自主調査を始め不十分な埋却処理現場が管内で確認され、チョ・ビョンドン利川市長が直接300ヶ所余りを越える埋却地現場点検に出るなどあわただしく動いた。口蹄疫緊急行動指針を無視して道路脇に家畜を埋却した現場が利川市、暮加面、西ギョン里の周辺道路という事実を明らかにし、事後管理班を送り現場調査を始めた。安城市もこの日午前、緊急会議を開くなどの騒ぎになった。

京畿道では初めて口蹄疫が発生した後、これまでに牛6万7000頭余、豚161万4000頭余が殺処分された。これは道内飼育牛の13%、豚の70%に達する。

水原、利川/ホン・ヨンドク、キム・ギソン記者 ydhong@hani.co.kr

原文: 訳J.S