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拉致されたクムミ号 韓国船員 124日ぶりに解放

https://www.hani.co.kr/arti/politics/diplomacy/462669.html

原文入力:2011-02-10午前07:49:05(1020字)
外交部 "代価なし" 主張しているが、交渉関与人物 "与えることは与えた"

昨年10月9日、ソマリア海賊に拉致されたクムミ305号が124日ぶりの9日解放された。
政府は代価なしに解放されたと明らかにしているが、交渉に参加した船舶代理店代表は釈放金を与えたと明らかにし論難となる展望だ。

外交通商部は「クムミ305号が9日午後に釈放されソマリア沿岸から公海上へ移動中」としつつ「我が青海部隊の要請により近隣海域で作戦中のヨーロッパ連合艦隊所属のフィンランド軍艦1隻が船員らの安全を確保するためクムミ305号側に移動中」と明らかにした。

拉致当時、クムミ305号には船長キム・テグン(54)氏と機関長キム・ヨンヒョン(68)氏など韓国人船員2人と中国人船員2人、ケニア人船員39人など計43人が乗っていた。拉致されたキム氏らはその間ソマリア海賊の本拠地であるハラルデレ港から3kmほど離れた海上に連れて行かれ抑留されていた。

外交部関係者は「ソマリア海賊らが何の条件もなしにクムミ305号を釈放した」として「どんな経緯で解放されたかは追加確認しなければならない」と話した。アンドリュー ムワングラ東アフリカ航海者支援プログラム(EASFP)の運営者もこの日<連合ニュース>との通話で 「海賊たちが要求した身代金を受け取れる可能性がなく、これ以上 人質を食べさせる方途がなく解放したものと考えられる」と話した。船長キム氏は自身が運営するクムミ水産が経営難に陥るや釜山事務室を閉鎖しケニア現地で船一隻で操業してきた。政府の一角では三湖ジュエリー号救出作戦など海賊に対する断固たる対応が功を奏したのではないかという分析を出している。

しかし、ケニアで船舶代理店を運営しクムミ号釈放交渉に参加したキム・ジョンギュ代表(58)は 「金額を具体的に話す訳には行かないが(釈放金を)与えることは与えた」と話したと<東亜日報>は報道した。

クムミ305号船員らの健康状態や行先地はまだ具体的に把握されていないが、ひとまずクムミ305号の操業基地であったケニア側に復帰するものと予想される。eニュースチーム

原文: 訳J.S