原文入力:2011-02-07午後06:27:15(2326字)
APP ‘終了’ させなければ継続動作
‘自動PUSH’ 設定も料金爆弾の主犯
寝る前に一度消して点けるのが上策
キム・ジェソプ記者
←使っていないデータ通話 発生原因と対処方法
iPhoneを使っているキム・某氏は先月のデータ通信料が1万ウォンも追加請求された事実を知り、内訳を確認し驚いた。深夜0時から明け方までの深夜時間にサービスを多く利用したと出ていたためだ。 その時間にはまちがいなく眠っている筈なのに、KT側に問い合わせすると明らかにデータ通話を利用したことになっているという返答が帰ってきた。
本人が利用していないデータ通信料が請求されたと訴えるスマートフォン使用者が増えている。大部分がデータ通話を別に利用しなかったにも関わらず定額料金で基本提供される限度を全部消費し追加料金まで発生したケースだ。特に普段はまちがいなく眠っている深夜時間にもサービスを利用したことが明らかになり、移動通信業者にデータ通信料が誤って請求されたと抗議する事例が頻繁に起きている。こういう場合、移動通信企業等も困惑していることは同じだ。 ある移動通信業者関係者は「鬼神が使ったという話かと問い詰められるケースが多い」として「解明が難しい部分もないではなく、たびたび料金を減免することで済ませている」 と語った。
果たして秘密はどこにあるのだろうか? 7日、移動通信業者専門家たちの話を総合してみれば、スマートフォンを使っていて使用者が実際に利用しなかったデータ通話が発生する場合もかなり多い。その中には原因が分からないのと、端末機やアプリケーション(以下 APP)の ‘誤動作’ と推定されるケースもある。 ある業者専門家は「アップルがiPhone使用者に定額料金制を適用して欲しいと移動通信企業等に強力に要求したのも、iPhoneが使用者が知らないうちに少なからず発生させるデータ通話のために論難が起こることを憂慮し、あらかじめ備えた側面が大きい」 と話した。原因が分からなかったり、誤動作によって使用者の知らないうちに発生するデータ通話を定額料金制で隠したわけだ。
←赤い円の部分が点滅すればデータ通話が行われているという意味である。データ通話をしていない状態で点滅すれば端末機を消してから再度点けたり、電子メール暗証番号などの確認が必要だ。
利用者が少し気を遣えば避けることができるものも多い。先ずAPPを使った後には必ず ‘終了’ させなければならない。APPの中には使ってから終了させないまま他の画面へ移れば、画面には見えないだけで継続して動作するものも多い。該当APPが動作中にインターネットから資料を反復的に持ってくるように設定されている場合、データ通話が継続して発生する。スマートフォンがコンピュータのように同時に色々なことを処理する ‘マルチプロセッシング’ 機能を持ったためだ。iPhoneについてみても、初期製品はマルチプロセッシング機能がなくAPPを使い、他の画面へ移れば自動終了したが、この頃のもの(iOS 4.0以降) はマルチプロセッシング機能が追加されており、終了しないで移る場合、継続してデータ通話が発生する。インターネット検索やアプリケーション ダウンロードなどをしない時にもデータ通話が行われている表示が点き、スマートフォンを使っていないのに発熱したりバッテリーがはやく消耗する場合がこれに該当する。さらに、こういう場合には無料のwi-fi(無線LAN)サービス地域でもデータ通信料が発生する。スマートフォンがスリムモード(画面が消えた状態)に転換されれば、自動でwi-fiを切り3世代移動通信(WCDMA)網に連結されるためだ。
スマートフォンで電子メールを利用する時の暗証番号を誤って入力したり、自動でデータ ダウンロード(自動PUSH)機能を設定してある場合にも、本人の知らないうちにデータ通話が大量発生する。電子メールの暗証番号を誤って入力すれば、送ろうと思うメール全体が反復転送されデータ通話量を増やす。使用者が暗証番号を誤って設定した事実を悟り、訂正するまでスマートフォンは電子メールを先頭から再送し、その度にデータ通話が追加発生する状況が繰り返される。
自動PUSH機能は電子メールが到着したり、株式・天気情報などが追加される度に自動でスマートフォンに持ってくるよう設定するもので、寝ている時間にもデータ通話を発生させる主要要因に挙げられる。iPhoneの場合、初期にはAPPストア サーバーだけと信号とデータをやりとりすることになっていたが、今は各APPサーバーと交信するように設定が変わり、自動PUSH機能を利用する場合に追加発生するデータ通話量が以前より一層多くなった。
‘鬼神が使う’ データ通話を減らす最も確実な方法は、スマートフォンを時々消して点けることだ。特に寝る前には必ず消してから再度点けるのが良い。また‘脱獄’ (アップルOSの保安システムを解除して使用すること) をしてはならない。国外で無線インターネットを利用する時には、高いデータローミング料金を支払わなければならず、鬼神が使うデータ通話にも国際ローミング料金が追加で賦課されることを肝に銘じておかなければならない。
キム・ジェソプ記者 jskim@hani.co.kr