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一斉試験解職教師たち ‘最後の卒業式’

原文入力:2009-02-13午後07:56:44
生徒たちを泣かせた ‘手ずから書いた卒業証書’

キム・ソンファン記者ソン・ギョンファ記者イ・ジョングン記者

←昨年の一斉試験の時に体験学習を許諾したという理由で解任されたチェ・ヘウォン吉洞小学校教師が、13日午後ソウル,江東区,吉洞小学校の教室で卒業式が終わった後、卒業生たちに贈り物と手紙を交わしてある生徒を抱きしめたまま涙を流している。 イ・ジョングン記者root2@hani.co.kr

“私たちがどこでどうして会うか分からないけれど、皆幸せになることを恐れるのをやめて熱心に生きよう。 パク.ス.ヨン。”

パク・スヨン,チェ・ヘウォン先生卒業式出席
卒業証書・贈り物やりとりして未来を約束

13日午前ソウル,松坡区,コウォン小学校6学年9班教室。パク・スヨン(37)前教師が黒板に貼った生徒たちの写真を背景に作った横断幕の上にしたい話を力強く書いた。子供たちがそのそばに返事を残した。「いつも健康で将来私がもっと大きくなっているでしょう。」(チョ・チャンホ),「シンクロナイズ国家代表になって必ず会います。」(コン・ヘリ)

昨年の一斉試験の時に生徒たちの体験学習を許諾したという理由で解任されたパク前教師と三十人余りの生徒たちは、この日卒業式が終わった後、別に教室に残って‘彼らだけの卒業式’を行った。先立って開かれた卒業式でパク前教師は新しい担任教師が卒業証書をあたえる姿をぼんやり眺めるほかはなかった。このクラスの卒業生たちはパク前教師と新しい担任教師の写真が並んで載せられた卒業アルバムを受けとった。

生徒と父兄は自ら作った手ずから作った賞状と写真が入れられた‘真の先生賞’をパク前教師に贈り物にした。恥ずかしがりながら贈り物を掲げたパク前教師の目じりがしっとりとした。彼女は三十人の生徒たちに一枚一枚書いたハガキを渡し一人ずつ抱いてあげた。女子生徒たちは慎ましく手を差し出して握手をした。卒業式を終えたパク氏は「とてもうれしいです。これが終わりでないということを皆が知っているからです。私たちがどこでどうやって会うか分からないけれどいつも幸せだったらいいですね」と話した。

←同じ理由で解任されたパク・スヨン コウォン小学校教師(中央)が13日午前ソウル,松坡区,巨余洞の学校の教室で現担任教師が自身の生徒に卒業証書を渡す姿を見守り涙を流している。 

同じ時間、ソウル,江東区,吉洞小学校6学年2班教室には卒業生らの顔写真1千枚余りがぎっしり貼られた。このクラスの担任を引き受けたチェ・ヘウォン(26) ‘解任教師’が卒業する生徒たちにプレゼントした‘びっくり贈り物’だった。子供たちに与える携帯電話アクセサリーと手紙が入れられた‘私製卒業証書’も別に準備した。チョン・テヨン(14)君は「私たちは別に準備した贈り物がないのに…」として「最後まで私たちに最善を尽くされた私たちの泥棒ネコ(チェ氏のニックネーム)先生がまた学校に戻られたらうれしい」と話した。この日卒業式でチェ前教師は新しい担任教師とともに生徒たちに卒業証書を渡した。“ポラドリ,おめでとう!”彼女は生徒たちのニックネームを呼んで卒業証書を渡した。卒業証書を受け取ったカン・ミンソク(14)君が離れ離れになるとは思わなかったと言うとみんな涙を流した。

生徒たちが皆教室を出た後、彼女は黒板に「わー、私ももう出勤闘争卒業です」と大きく書いた。引き続き教室のあちこちに貼っておいた子供たちの写真を一枚ずつ剥がした。「私が直接卒業証書を渡せなかった子供がいますね…」写真を整理したチェ前教師はついにこらえていた涙をあふれさせた。

キム・ソンファン,ソンチェ・ギョンファ記者hwany@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/schooling/338715.html

原文: 訳J.S