原文入力:2011-02-01午後09:40:15(1622字)
公約集には "忠南自足のため科学ベルト 連係" 明示
忠清南道知事 "国家信用崩壊" …与党でも "失望"
シン・スングン記者、チョン・ジンシク記者
←李明博大統領 座談会主要内容
科学ベルト 忠清道移転 白紙化
李明博大統領は1日、国際科学ビジネスベルト敷地選定に関して 「政治的に話すことは無意味だ」 として 「4月5日以後、推進委員会が発足すればその委員会で十分に検討・討論した後に決定されるだろう」 と話した。イ大統領は特に「選挙遊説では忠清道票を得るために私の関心が高かったのだろう」 とし 「国家百年の計なので科学者の立場で(決定)することが正しい」 と明らかにした。
←国際科学ビジネスベルト構築
イ大統領は 「(科学ベルト忠清圏選定が) 大統領選挙公約集にあったわけでもない」 として「委員会が発足するから、そのような立場(白紙状態)で考えればとてもうまくいくだろう」 と話した。原点からの再検討を表わすものと解釈できる余地を残したわけだ。 その一方でイ大統領は 「委員会が公正にできると忠清道も信じれば良いだろう。 それがかえって忠清道民に役立つだろう」 と付け加えた。
イ大統領は‘忠清圏選定白紙化’ を明言はしなかったものの、去る大統領選挙の時 「忠清圏に構築する」 とした発言が地域有権者の票を意識したものだったと告白しており論難が予想される。イ大統領の発言は大統領選挙の時、中央公約集と忠南地域公約集で "行政複合都市の機能と自足能力を整えるために国際科学ビジネスベルトと連係し人口50万の都市を作る" と約束したことを自ら否定したものだ。
直ちに忠清圏の市・道知事と政党、市民団体が強く反発した。 アン・ヒジョン忠南知事は 「口蹄疫と寒波で疲れている忠清道民らに旧正月を控えてこのように話すことが本当に道理なのか」 として「大統領が自ら約束したことを選挙の時に票を意識した行為だったとすれば、途方もない国家信用の危機であり崩壊だ」 と指摘した。 イ・シジョン忠北知事も「世宗市で大きく傷ついた500万忠清人が期待や希望を持てない状況が展開している」 と批判した。 ヨム・ホンチョル大田市長は「科学者らの中で81%が世宗市を適確地として選んだ」と話した。
←李明博大統領が1日午前、大統領府執務室でチョン・クァンヨン翰林大国際大学院教授(右側二番目),ハン・スジン(SBS)アンカーと新年放送座談をしている。 大統領府カメラマン団
大田参与自治市民連帯と忠北経実連などの市民団体も論評して「地域葛藤、国論分裂で政治的利益を得ようとしている」 「世宗市に続き再び国民に詐欺を働くこと」 と強力に反発した。
大田市長出身のパク・ソンヒョ ハンナラ党最高委員も<ハンギョレ>との通話で「忠清圏選定の約束が守られることを期待したが、イ大統領の発言は真に残念だ」と話した。
大統領府は、イ大統領発言は忠清圏選定の白紙化ではないとしながら鎮火に乗り出した。大統領府高位関係者は記者らと会い 「イ大統領が選定過程自体に対してどうこう言う訳には行かないが、忠清圏関連公約を忘れた訳ではない」 として「大統領が‘委員会が公正にすることを信じるのが忠清道民に役に立つ」とした発言をよく考えて欲しい」 と話した。 別の高位関係者は「法により来る4月に委員会が作られ選定する予定なのに、大統領府が先に ‘忠清圏でそのまま行く’ とは言えないではないか」 と話した。
シン・スングン、大田/チョン・ジンシク記者 skshin@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/461712.html 訳J.S