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混乱放置すれば ‘大学入試自律化が逆風に合うかも’危機感

原文入力:2009-02-13午後07:24:06
党政調, 大教協法 改正 推進
大学 ‘3不 揺さぶり’ 後ろ手に組んでいたが一歩遅れて交通整理“
論述本試験・内申補正禁止 従わなければ” 指摘

キム・ソヨン記者

←高麗大の2009学年度随時2学期入試の高校等級制実施疑惑を調査するために韓国大学教育協議会が13日午前、ソウル,麻浦区,上岩洞の大教協事務室で開いた大学倫理委員会がイ・ギス高麗大総長が参加しないまま進行している。高麗大イ総長は会議に出てきて釈明することを要求されていたが出てこなかった。 キム・ジンス記者jsk@hani.co.kr

教育科学技術部が13日混線をきたしている大学入試完全自由化時点を2013学年度以後と釘を刺し、ハンナラ党が大学入試に教科部が介入することができるように法改正に積極的にでた。

これは最近相次いでいる一部大学での‘3不’(本試験・高校等級制・寄与入学制の禁止)揺さぶりをこのまま放置する場合、大学入試自律化推進自体が逆風をむかえかねないという危機意識を反映したものと見られる。この間の大学入試を巡る混乱で、父兄と学生たちの不満がますます大きくなっていることに対して教科部が‘大学入試自律化’を前面に出して後ろ手に組んでいることに批判が絶えなかったためだ。

■入試混乱、大学に警告

教科部はこの日‘3不’廃止をはじめとして大学入試完全自由化は2012年(2013学年度)以後に社会的合意を経て慎重に推進するという立場を繰り返し明らかにした。これはアン・ビョンマン教科部長官が去る11日、韓国教員団体総連合会政策懇談会で一部大学を指して「入試を巡る混乱が続くならば大学入試自由化は不可能だ」と警告したことと同じ脈絡だ。

最近、延世大は2012学年度の随時募集から本試験を実施すると明らかにし、高麗大は2009学年随時で特別目的高校を優待するなど高校等級制を実施したという疑惑を受けたのに続きイ・ギス総長が2012学年度入試から事実上高校等級制を実施すると明らかにして論難が広がっている状況だ。大学入試自律化政策により入試から完全に手を引くという政府が再び介入すると明らかにしたのもこういう状況と関係がなくはない。

政府と与党は大学が責任ある入試案を作るようにするために教科部関係者,大学総長,市・道教育長などが参加する‘教育協力委員会’を韓国大学教育協議会(大教協)に構成するように義務化する内容の大教協法改正案を2月臨時国会で処理することにした。大教協もこの日、法改正と関係なしに初・中等教育と大学教育間の連係を強化するために教育協議体を構成する必要があると明らかにした。世論と政界の顔色をうかがわなければならない政府が協議体を通じて入試問題に介入することになる場合、‘3不’を簡単に廃止することは難しいと見られる。

■ ‘論述本試験’は許容?

政府が入試問題に関与する通路ができ、大教協も大学の責務性を強調しているが、論述を通した本試験実施と内申補正による変形高校等級制問題は相変らず解決しなければならない宿題だ。現在‘3不’が禁止されているにも関わらず、大学は論述に英文を出し、教育過程を跳び越える質問解答式科学・数学問題を出すなど事実上の本試験を実施している。

だが大教協と教科部は「自律化されるというのに論述考査類型に対してまで是非を言うことはできない」という態度を見せている。パク・ジョンニョル大教協事務総長は「論述ガイドラインがなくなり論述を多様な形態で行うことができる」と話した。

これに対してオム・ミニョン全国教職員労働組合スポークスマンは「今回の発表が真正性を持つためには、いわゆる‘論述本試験’と内申を無力化し特別目的高校を優待する内申補正は禁止されなければならない」として「そのまま放置する場合、初・中等教育の混乱が今後も広がり政府が‘目を隠して阿吽'の対処をしているという批判を受けることになるだろう」と話した。

キム・ソヨン記者dandy@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/schooling/338682.html

原文: 訳J.S