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福祉論争、非正規職も ‘話題’ に

原文入力:2011-01-31午後08:53:08(1837字)
民主党、核心課題に ‘労働’ 含む
ハンナラ "最上福祉は働き口" 原論
チョン・ドゥオンは "緊急な課題" 積極態度

イ・ジョンエ記者、イ・セヨン記者、キム・ギョンホ記者

←ソン・ハクキュ民主党代表(左側2番目)が31日午前、ソウル、永登浦党舎で開かれた最高委員会議で普遍的福祉財源用意方案などに関し話している。 左からチョン・ドンヨン最高委員、ソン代表、パク・チウォン院内代表、チョン・セギュン最高委員。 キム・ギョンホ記者 jijae@hani.co.kr

政界で火がついた福祉論争が非正規職問題など労働問題に広がる兆しだ。
非正規職労働者が少なくて570万人(統計庁、全体賃金労働者中33%)から、多くて860万人(韓国労働社会研究員調査、50.4%)に達するだけに、今は非正規職問題が ‘私たちの社会多数の問題’ という認識が広がっていることがその背景だ。 政界では両極化の原因であり最大被害者である ‘非正規職の問題を解決することが、すなわち福祉’ という声が出てきている。

‘無償福祉’で福祉論争を先占した民主党など野党が、非正規職問題でも先に出る姿だ。

ソン・ハクキュ民主党代表は去る18日、ラジオ演説で非正規職と低賃金など労働問題解決を ‘普遍的福祉’ の核心課題として提示したのに続き、31日の最高委員会では ‘教育・労働・福祉の並行’ を民主党が指向する ‘創造型福祉国家’ の特徴に挙げた。 「福祉国家が安定的に持続するためには核心的な支える勢力が必要だが、この勢力とは結局 労働になるほかはないというのがソン代表の考え」と、ある側近は説明した。

‘富裕税’ 導入を主張し ‘福祉増税論争’ を触発したチョン・ドンヨン最高委員も最近 常任委員会を環境労働委員会に変え、キム・ユソン韓国労働社会研究所所長を招へいし非正規職問題に関して諮問するなど、労働問題に本格的に食い込んでいる。 ある側近は 「働き口両極化と非正規職問題に対する解決法を出さずには2012年政権交替を成し遂げられないというのがチョン最高委員の判断」とし 「労働界との交流を持続的に拡大していくだろう」 と話した。

民主労働党と国民参加当たりが去る27日共同討論会を開いて非正規職問題に対する共通の解決法を模索したのもこういう流れの延長線で注視する大きな課題だ。

←チョン・ドゥオン ハンナラ党最高委員が31日午前、汝矣島党事務所で開かれた最高委員会議で「福祉の中で最も緊急な問題は非正規職問題」 として 「非正規職問題を抜きにして福祉問題を語るのは偽善」 と話している。 タク・キヒョン先任記者 khtak@hani.co.kr

ハンナラ党はまだ 「最上の福祉は良質の働き口を創り出すこと」 (アン・サンス代表新年演説)という原則的次元で規制緩和などにさらに焦点を合わせている。こういう雰囲気の中でチョン・ドゥオン最高委員が積極的に非正規職問題を提起して出た。チョン最高委員は31日に開かれた最高委員会議で 「福祉の中で最も緊急な問題は非正規職問題」 として 「非正規職問題を抜きにして福祉問題を語るのは偽善」 と話した。知人らに旧正月の贈り物として<福祉国家>と<権利を喪失した非正規職>という二冊の本をプレゼントした彼は、最近 記者らと会った席で「2006年に非正規職関連法案が作られたが、その後も非正規職問題が継続的に悪化している」 として 「正規職を前提に作られた労働法を改正する問題についても真剣に悩んでいる」 と明らかにした。

だが、ハンナラ党内には非正規職問題などの労働懸案が福祉論争と組み合わさって広がることを憂慮する見解もある。韓国労総出身のヒョン・ギファン議員は「来年の総選挙と大統領選挙を控え、多くて800万人を越える非正規職の投票者の心を買うために、政界で誰も彼もがばらまき政策を約束する方向に論争が流れかねない」 として 「非正規職問題は福祉論争とは別に、生産現場の雇用形態の問題として接近しなければならない」 と話した。

イ・ジョンエ、イ・セヨン記者 hongbyul@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/461628.html 訳J.S