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外国人去って…住居価格暴落 ‘バイバイ~ドバイ’

原文入力:2009-02-13午前09:51:06
金融危機 直撃弾, 外国人 数十万人離脱

キム・ウェヒョン記者

‘砂漠の奇跡’と呼ばれたアラブ首長国連邦,ドバイが‘砂漠のしん気楼’と判明している。
5年間ドバイに駐在しているある海運会社職員は最近<ハンギョレ>との通話で、最近の景気低迷の風景を「この頃、通りに車がいない」という一言で描写した。年がら年中‘ラッシュアワー’だったドバイの主要道路がガラガラになったということだ。

ドバイに車両が減ったのは全体人口(137万)の90%を占める外国人らが去っているからだ。働き口を失った外国人数十万人がすでにドバイを離れたと推定される。就職ビザで滞留し失職すれば一ヶ月内に出国しなければならない。先月、現地言論は毎日就職ビザ1500件余りが取り消しになっていると伝えた。最近では外国人出国者などがドバイ空港に捨てて行った車両が3千台を越えるという報道もあった。

金融と観光,不動産ブームを通じて急速に肥大化したドバイ経済は全世界を襲った金融危機の直撃弾を受けた。‘中東のハブ’と雄たけびを上げたドバイ市場も人口が減り活力を失っている。先週信用評価社のムーディースは暗い経済展望を理由にドバイ6大国有会社らの信用等級を下方修正する可能性を表わした。高級車両の中古価格は一ヶ月前より40%落ちた。 ‘人工島パーム ジュメイラが沈んでいて、そこのホテルにはゴキブリが群れている’ろいううわさも飛び交う。

ドバイ経済を急成長させた不動産バブルも消えた。一部地域の住居価格は最近2,3ヶ月間に30%以上暴落したことが明らかになっている。主要建設事業の数十件は最初から延期または取り消しになったと伝えられる。昨年8月、平方フィート当たり1200ティラム(約45万ウォン)の値をつけたドバイの建築費用(壁材除外)は今月に入り最低350ティラムで約70%暴落したと週刊<アラビアンビジネス>が最近伝えた。

外国人が去って住居価格が下がるや市場が低迷し雇用を威嚇する悪循環の中で、「ドバイは幽霊都市のように見える」と<ニューヨーク タイムズ>が12日伝えた。しかしドバイ行政当局は現実を覆おうとしている。ドバイの危機を伝えようとする言論に対しては鎖をはめ始めた。新しい言論法は‘国家経済や名声に害を及ぼす行為’を犯罪と規定して最高100マンディラム(約3億8千万ウォン)の罰金を払わせるようにした。

アラブ首長国連邦を構成する7大首長国中‘一番上の兄’であるアブダビが‘弟(妹)’ドバイの没落を防ぐために救済金融を試みることもできるあ、専門家たちは去る数年間ドバイに主導権を奪われたアブダビがこの際、中央集権化を通じてドバイを足元に置こうとすると見通す。

ドバイ政府は今年国内総生産(GDP)成長率が昨年(8%)の3分の1にも至らない2.5%以下になると展望する。ドバイは隣接したガルフ(ペルシア湾)地域とは違って石油生産量が事実上皆無で最近の成長を作るのに一助となった金融,不動産などの分野は現在全世界的に沈滞を免れなくなっている。

キム・ウェヒョン記者oscar@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/international/arabafrica/338446.html

原文: 訳J.S